業種別リターン
香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング
◆上昇
2016年1-6月期の決算が市場予想を上回ったことから外資系証券が投資判断を引き上げたことが好感されたほか、イングランド銀行による大規模金融緩和の決定も追い風となり、大手銀行のエイチエスビーシー (HSBC・00005)が週間で6%近く上昇し、ハンセン指数の構成銘柄の上昇率トップとなりました。
また、銀行のインダコマシャルバンク (中国工商銀行・01398)やコンストラクションバンク (中国建設銀行・00939)、保険大手のAIAグループ (友邦保険・01299)なども堅調な推移となりました。さらに、証券会社による相次いだ強気な投資判断を受けてリソーシズランド (華潤置地・01109)も3%超上昇しています。
◆下落
香港の6月の小売売上高が市場予想以上に減少したこともあって商社のリーアンドフン (利豊・00494)が週間で5%超下落しました。また、2016年1-6月期決算で純利益が市場予想に届かなかったことや目標株価の引き下げなどが嫌気されハンセンバンク (ハンセン銀行・00011)が週間で3%超下落しました。
さらに、不動産のシノランド (信和置業・00083)やハンルンプロパティー (恒隆不動産・00101)などの香港系不動産株も軟調に推移しました。