勝てる投資家,株式
(写真=Thinkstock/Getty Images)

株式市場には2種類の投資家が存在する。利益を上げて勝つ投資家と、損をして負けている投資家だ。損をしている投資家は、「いつか利益を上げたい」と強く願い投資を続けているが、なかなかその時は訪れない。

筆者は投資を開始して1年半のあいだ負け続け、その後にやっと勝てるようになった。これまで多くの投資家に尋ねられたのは、「いつ、どんなきっかけで勝てるようになったのか?」という、負け組から勝ち組への転機だ。このコラムでは、勝てる投資家が、いつ、どのようにして勝てる投資家になっていくのかを解説してみたい。

はじめは誰もが初心者「負け組」から「勝ち組」への転機は?

株式市場には、一定の割合で勝ち組投資家が存在する。勝ち組投資家の中には、毎年のように利益を上げ続け、莫大な利益を手にしている人もいる。しかし、そんなスーパートレーダーたちでさえ、初めて株式投資を行った時には、初心者であり、素人だった。

書籍などでスーパートレーダーたちの投資の経歴を読むと、ほとんどのスーパートレーダーは、初めから華々しい利益を上げたわけではなく、途中に大きな失敗を経験し、その後に大成功を収めたケースがほとんどだ。勝ち組投資家は、最初から勝ち組だったわけではなく、負け組からスタートし、どこかの時点で勝ち組へと変わっていくのだ。

「負け組」投資家は負けている理由が分からない

全ての投資家は、最初から利益を上げ続けて大成功するわけではない。ビギナーズラックのように、最初に大きい利益を上げたとしても、それは続かず、どこかで損をすることになる。多くの投資家は、この状態からなかなか抜け出すことができない。

損失が続き、負け続けている状態から抜け出すためには、自分が損をしている理由、負けている理由を知らなければならない。負けている理由を知れば、それを改善することで、負けは少なくなるはずだ。

しかし、投資の世界では、不思議なことに負け続けているのに、自分の売買を振り返り、負けている理由を調べる人は、ほとんどいない。実は、これは不思議なことでもなんでもなく、「面倒くさい作業を避け、楽をして儲けたい」という私たちの本能が働き、売買を振り返らずに、次の売買へと突き進んでいるに過ぎない。これまでに損をしてきたのに、そのまま売買を続けたからといって、突然利益が上がり始めることはない。一定期間の売買の後に、損をして負けていることに気づけば、自分の売買を振り返り、損失の理由、負けている理由を知らなければならない。

多くの投資家が損をして負ける理由は、端的に考えれば、市場や銘柄への無知、リスク管理の欠如、売買サイズの崩壊、トレードルールの欠落など、単純なものだ。負けている理由を知れば、それを補い、強くなることで損失は減っていくのだ。あなたは、自分の売買を振り返り、負けている理由を知らなければならない。それを改善することで、負けは徐々に少なくなっていく。