大手住宅会社,第1四半期決算,リフォーム売上高
(写真=PIXTA)

大手住宅会社9社の第1四半期決算が出そろった。全社のリフォーム売上高の前年同期比の平均は102.1%の微増だった。プラス成長だったのは積水ハウス、住友不動産などの5社。一方、積水化学工業や住友林業などの4社はマイナスだった。

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積水ハウスグループは、1.3%増の285億円。大型改修や賃貸住宅「シャーメゾン」に対するリフォーム提案が好調だった。「下期にはさらに大きく売り上げを伸ばします。今期から積水ハウスリフォームを3社に分社化しており、各社を機能させていきます」(広報部・寺澤伸一氏)

住友不動産の「新築そっくりさん」は、8.7%増の190億円と好調。今期はネット集客が良く、前年比で2割増となったことから、受注棟数は第1四半期として過去最高の2472棟を記録した。

積水化学工業グループは、5.1%減の207億円だった。要因としては「消費増税の反動による需要減がいまだ回復しない。今期はリフォームをパッケージ化した商品を続々投入しており、新規客の獲得に注力していきます」(広報グループ・清水陽介氏)。同社は6月に自宅にスポーツジムを導入する商品をリリースしている。

今期1000億円突破を目指す大和ハウスグループは、4.3%増の224億円だった。新規客を獲得するリフォームサロンの集客が好調だった。「これまではOBフォローがメーンでしたが、新規受注を伸ばしていきます」(広報グループ・海宝昇グループ長)

ミサワホームは3.6%増の123億円。近年人員の拡大とともに進めてきた営業マンの配置転換が奏功。「新築部門から移動してきた社員が定着して、戦力化しました」(広報・IR担当・宮田智氏)

なお、全社の昨年度の第1四半期の9社伸び率平均値は98.6%だった。約4ポイント前期より伸びている。(提供: リフォーム産業新聞 2016年08月23日掲載)

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