今求められている上司像とは?

ここまでみてきたように、会社としてイクボス推進に取り組んでいる企業は多いが、部下が上司に求めていることは、単に仕事と育児の両立の支援というだけではない。

例えば子育ての時間制約を理由に、上司が気を遣って簡単な仕事しか与えなかったり、重要な仕事から外したりなど差別をしてしまっては、部下のモチベーションは下がってしまう。時間的制約があったとしても、仕事で最高のパフォーマンスを発揮して上司の期待に応えたいと部下は思うものである。そういった気持ちも汲み取り、適切な人材配置や、部下が意欲的に業務に取り組める工夫を行うのだ。

同時に、育児など私生活も充実できるよう配慮を行う。よって、子育て支援のための社内制度(育休制度など)や 法律(労基法など)を知っていることは当然であろう。一見難しいと感じるかもしれないが、要するに部下と親身になることが肝心なのである。一人ひとりの状況や気持ちに合わせた柔軟なマネジメントをすることが、今求められている上司であろう。

そして何よりも、上司自らが仕事と私生活とのバランスを重視し、楽しんで実践していることが肝心である。(提供: 百計オンライン

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