ダボス会議などを開催する世界経済フォーラム(WEF)が世界競争力ランキング2016-17をまとめ、スイスが8年連続で首位を守った。
昨年6位だった日本は2つ順位を下げ8位となったが、トップ10内にはとどまった。近隣のアジア諸国では、韓国26位、中国28位と日本に水をあけられた結果となったが、3ヶ国の順位を分けたものは何か。
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トップ10の顔ぶれは変化なし
このランキングは、世界経済フォーラムが138の国・地域の社会制度、インフラ、マクロ経済環境、保健や教育など12項目を対象として、順位を決定する。トップ10の顔ぶれは以下の通りとなり、トップ3のスイス・シンガポール・アメリカに変動はなかった上、トップ10圏内も順位に変動はあったものの、その顔ぶれに変化はなかった。トップ20のランキングは以下の通り。
1位(1) スイス
2位(2) シンガポール
3位(3) アメリカ
4位(5) オランダ
5位(4) ドイツ
6位(9) スウェーデン
7位(10) イギリス
8位(6) 日本
9位(7) 香港
10位(8) フィンランド
11位(11) ノルウェー
12位(12) デンマーク
13位(16) ニュージーランド
14位(15) 台湾
15位(13) カナダ
16位(17) アラブ首長国連邦
17位(19) ベルギー
18位(14) カタール
19位(23) オーストリア
20位(20) ルクセンブルグ
カッコは前年順位
トップのスイスは、WEFが現行の制度を始めた2007年以来、最も高いスコアをたたき出した。個別の項目では、労働市場の柔軟性やイノベーションなど4項目でトップとなったほか、全体で39位だった市場規模の項目を除き、12項目中11項目でトップ10に入るなど、各分野でバランスよく強さを発揮した。