「離婚発生率の高い国ランキング」が発表され、平均年間離婚件数3万2000件、離婚率は脅威の71%というベルギーが1位となった。

上位10カ国中を見てみると8カ国が欧州で、特に西部と中央部に集中している事実に驚かされる。これは文化や人種、あるいは風土的な影響なのか、まったくの偶然なのか判断に悩むところだ。アジア国はまったく上位にランクインしていない。

「離婚王国」のイメージが強い米国は意外にも10位。情報源である国連統計局によると、ベルギーが「離婚王国」の座に君臨してからかなりの年月が経過しているという。下記のランキングは最新のもので、2014年のデータに基づいて作成された。

離婚率に関しては各国の文化や宗教の差は勿論、個人の生き方が大きく反映されているものと思われる。社会が離婚者を偏見なく受けいれる環境が整っている国、つまり離婚者に優しい国では、「世間体が悪い」や「経済的な負担が心配」といった理由で愛のない結婚生活を続ける夫婦が少なく、自然と離婚率が高くなるのだろう。

結婚には多大なる忍耐と協調性が不可欠であることはいうまでもない。一生涯夫婦仲良く暮らせればそれにこしたことはないのだが、「どこまでお互いを尊重しあえるか」の境界線は人によって異なるということだ。

離婚が最も多い10カ国

10位 米国(59%)
9位 フランス(55%)
8位 キューバ(56%)
7位 エストニア(58%)
6位 ルクセンブルグ(60%)
5位 スペイン(61%)
4位 チェコ共和国(66%)
3位 ハンガリー(67%)
2位 ポルトガル(68%)
1位 ベルギー(71%)

(ZUU online 編集部)