「2016年版海外勤務にベストな国ランキング」で、日本は45ヵ国・地域中20位となった。アジア圏ではバーレーン、香港、台湾に次ぐ4位。
このランキングでは国際的キャリアの築きやすさだけではなく、生活の快適さや将来の展望を測定するため、「経済(キャリアアップ、 地域経済、 給与成長、政治など)」「経験(医療保険、治安、文化、生活の質など)」「家族(社会生活、教育の質、子育ての費用など)」の3つの指針が評価基準となっている。
ランキングの詳細を見てみると、日本は「治安」が世界1位。ほかにも「雇用保障」「健康」「文化」がトップ5に選ばれるほどの高評価をうけた。しかし残念ながら「ファイナンス」「アントレプレナーシップ」「ワーク・ライフ・バランス」「不動産」「統合性」「耐久性」といった弱点が、総体的な順位を引きさげる原因に。中でも「ワーク・ライフ・バランス」は最下位と衝撃的だ。
昨年の順位と比較すると、首位のシンガポールとニュージーランド以外、大きな入れ替えが目立つ。チェコが急激に順位を伸ばしたほか、ノルウェーとオーストリアが初登場でトップ10入りを果たした。
対照的にバーレーン、ドイツ、オーストラリアは後退。経済大国である米国は31位、英国は21位と圏外。近隣国の中国は36位、韓国は42位という結果だ。このランキングはHSBCホールディングスの国際バンキング部門、HSBC EXPATが作成した。
海外勤務にベストな20カ国
20位 日本(2015年順位24位)
19位 ベトナム(25位)
18位 フランス(14位)
17位 ロシア(15位)
16位 スペイン(13位)
15位 オランダ(12位)
14位 台湾(8位)
13位 香港(11位)
12位 アラブ首長国連邦(9位)
11位 オーストラリア(7位)
10位 ドイツ(5位)
9位 バーレーン(4位)
8位 スウェーデン(3位)
7位 オーストリア(初)
6位 ノルウェー(初)
5位 スイス(10位)
4位 チェコ共和国(18位)
3位 カナダ(6位)
2位 ニュージーランド(2位)
1位 シンガポール(1位)
(ZUU online 編集部)