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(写真=Thinkstock/Getty Images)

ポンド下落の影響から英国の高級ボート製造産業が思いがけぬ利益を得ていることが、英ガーディアン紙の報道から判明した。

Brexitが引き金となったポンド安が海外の投資家を魅了し、昨年第2四半期の売上高は前年比50%増に。欧州ボート市場における勢力拡大が狙えるだけではなく、世界最大規模を誇る米ボート市場で互角に競う可能性も期待できる。

英国製が格安で手にはいる「Brexitバーゲン」

昨年6月のBrexit投票後、歴史的な下落を見せたポンド。投票以前は170円台を超えていたにも関わらず、10月以降は140円台をさまよっており、現在は143.57円(ブルームバーグ1月6日データ)となっている。

予想外のポンド安に反応を示しているのは、英経済の先行きの不透明さに長期的なリスクを認めない海外投資家だ。不動産バブルが続くロンドンの物件を含む投資商品が割安で手にはいる、絶好のチャンスというわけだ。

こうした流れの延長として、高級ボートのような高級品の需要が一気に伸びを見せたのも不思議ではない。「英国製」という響きに惹かれる投資家が多い中、価格面でも競争力があるとなれば、手を出さずにはいられないといったところだろう。

英内陸部ノーサンプトンシャー州に拠点を置くフェアライン・ヨッツの復興は、その中でも最もわかりやすい例といえる。タルガシリーズで世界的に有名なフェアラインだが、経営は2014年12月に破産申請後、翌年1月にロシアの投資家によって買収されるレベルまで悪化していた。しかし「他国の高級ボートよりも2割安」というセールスポイントが効果を上げ、昨年は自社の最高売上高を記録したという。

英南西部デヴォン州のプリンセス・ヨッツのアンソニー・シェリフ会長も、Brexitの恩恵を認めている。プリンセスの昨年下半期の収益は20%増、売上総利益50%増(前年同期比)。またロンドンのボートメーカー、サンシーカーでも購入予約が40%増など、数えあげるときりがない。

継続的なポンド安が予想されているため、シェリフ会長などは英国の高級ボート市場がますます活気づくと期待している。購入層は個人投資家が多く、大人数で楽しめる大型ボートが人気だそうだ。(ZUU online 編集部)

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