保険の加入や見直しをしたいと考えたときに、誰に相談するのがよいのでしょうか。友人や会社の同僚、先輩といった方に相談するケースも多いのかもしれません。相談相手が保険の知識を豊富に持っていればよいですが、そうではないときにはプロに相談すべきといえます。
そのプロとはFPのことです。保険の相談、見直しにFPがおすすめである理由は、大きく3つ挙げられます。それをご紹介していきましょう。
保険を見直すタイミングとは?
まずは保険の相談の話に入る前に、保険を見直すタイミングにはどのようなケースがあるのか、考えてみましょう。
保険を見直す、加入するタイミングとは、ライフイベントがあったときです。たとえば、就職や結婚、お子様の誕生や住宅購入、また退職もライフイベントの一つです。こうした機会に、保険の見直しをおすすめするのは、そのライフイベントに伴って、自分に必要な保障が変化する可能性があるためです。
一つの例として、お子様の誕生を取り上げてみましょう。お子様の誕生により、その後の教育資金をどうするかが一つの課題となります。基本的には貯蓄で賄っていくことになりますが、大黒柱に万が一のことがあった場合には、それ以降に必要な教育資金や生活費が賄えない恐れが出てきます。そのため、こども保険や定期保険などで備える必要があるのです。
こうした見直しや加入検討はライフイベントをむかえるたびに検討することが望ましいといえます。
FPに相談するべき3つの理由
それではこうした見直しや加入の相談をFPにするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
1つ目の理由は、その後のライフイベントを考慮した保険選びを行ってくれるからです。ライフイベントをきっかけに保険の見直しや加入を検討していると、目先の負担や保障のことだけを考えて保険を選んでしまうおそれがあります。その後のライフプランを描いたときにも、果たして保険の支払いは大丈夫なのか、必要な保障は何になるのか、という観点でのアドバイスがないと、最適な保険選びを行うことができません。FPはこうした観点も入れて、最適な保険選びのアドバイスを行ってくれるのです。
2つ目の理由は、様々な保険商品がある中で、保険料と保障内容の両面から、最適なアドバイスを行ってくれるからです。保険会社に相談する場合には、自社商品からピックアップすることになりますが、様々な保険会社の保険を販売する乗り合い代理店といったケースでは、複数の保険商品から最適な保険をピックアップしてくれます。FPはこうした保険選定のプロであるため、最適な保険をピックアップしてくれることでしょう。
3つ目の理由は、包括的なアドバイスが可能であるからです。保険に限らず、資産運用やキャッシュフロー表の作成など、様々な観点からのアドバイスができるのがFPです。保険の見直しと同時に、その後の家計管理などで問題点がないかどうかも聞いておくと、その後の不安を減らすことができるでしょう。
今加入している保険内容をしっかり把握しよう
このようにFPに見直しを依頼する場合に備えて、まずは現在加入している保険に何があるのかを把握する必要があります。加入している保険に何があるのかがわからなければ、詳細な見直しを行うことができません。コストカット、追加加入の両面を踏まえて、今加入している保険内容をしっかり把握しておきましょう。
ライフイベントのある際には早めにFPに相談を
多角的な目で見てアドバイスをくれるFPに相談すると、思いがけない穴が見つかるかもしれません。ライフイベントがありそうな場合には、できるだけ早めにFPに相談されるとよいでしょう。