2016年の株式市場は、11月8日の米大統領選でトランプ氏の勝利から一転した。トランプ次期大統領のリフレ政策を期待して、世界主要国で長期債が売られ金利は急騰、一方株式市場には資金が流入しNYダウは史上最高値を更新した。金融市場のリスクオンの流れから急激な円安が進行したこともあり、日経平均は急伸してきた。注目の日経平均株価の17年3月末までの動向を予想してみよう。
17年3月末は2万1000円がメインシナリオ
17年3月末までに2万1000円を付けるというのがメインシナリオを考える。トランポノミクスによる世界景気の上昇、グレート・ローテーションの進行、日本企業の業績の上方修正がそのドライバーになると見ている。ドル円は120円を想定している。