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(写真=筆者)

1月13日から15日まで開催された東京オートサロン2017(千葉・幕張メッセ)は、3日間で32万4000人来場、2015年から3年連続で30万人を超えているほどの人気だ。

東京オートサロンはカスタムカー文化の確立を目指して1983年に東京エキサイティングショーとしてスタートした。87年に東京オートサロンと名称を改め、今回は35回目。

チューニングカーが多いことから、「暴走族の集まりのようだ」と口さがない人もいるようだが、近年は自動車メーカーやインポーターの出展も多くなり、以前とは違う落ち着いた雰囲気もあり、モーターショーよりも振り切ったコンセプトカーが並んだ。

メルセデス・ベンツ 50周年のAMGをズラリ展示

メルセデス・ベンツは2015年の東京モーターショーで発表した、ユーモラスなフェイスを持つ「Vision Tokyo」のコンセプトカーを置き、自動運転の未来像をイメージさせるブースづくりをしていた。

自動追従走行や、ウィンカーを操作するだけで自動的な車線変更が可能になり、道路からクルマが飛び出してきたときにも対応できる自動緊急ブレーキなど、インテリジェントドライブと呼ばれるメルセデスの安全性能を結実させた技術も紹介していた。

中でも注目は、今年で創立50周年を迎えるメルセデスのハイパフォーマンスライン、AMGをズラリと並べたところだ。スーパーGT300にも参戦しているメルセデスAMG GT3をはじめ4.2リッターV8ツインターボエンジンを搭載したAMG GT Sなど、モータースポーツの技術を応用し公道でも走行性能が高いAMGが一堂に会した。

最近、東京・世田谷に世界で初めてのAMG専門店を作ったことからも、メルセデス・ベンツがAMGに力を入れていることが伝わってくる。

フォルクスワーゲン チューニング関連2社も出展