PSAプジョーシトロエン,インド,自動車
(写真=Thinkstock/Getty Images)

仏PSAプジョーシトロエンは1月25日、印大手自動車メーカー、CKビルラグループとの提携のもと、2020年までにインドでの自動車およびパワートレインの生産・販売を開始すると自社ウェブサイト上で発表した。

このジョイントベンチャーではインド東部にあるタミル・ナードゥ州の工場に1億70万ドル(約114億1837万円)を投じ、年間10万台の商品生産を目標としている。

PSA、インドともに大きな希望を抱いてのジョイント・ベンチャー

PSAは1990年代初期にインドで生じた経済低迷や政治的混乱をうけ、需要低迷を理由に中期には同国から撤退した。約20年間の時を経てインド市場への再参入となる。

2016年の販売台数は297万3000台(世界9位)。ジョイントベンチャーにより、2025年までに800万台から1000万台に跳ねあがると予想されている。

インドでは近年大規模な改革が実施されており、経済成長促進政策の一環として国際企業の誘致も盛んに行われている。PSAのような大手の市場帰還が、さらなる成長の活性剤となることは間違いない。

一方PSAにとっても再起をかけた正念場となることが予想される。排気ガス不正問題で失脚した独フォルクスワーゲン(VW)に次ぐ、欧州第2の大手自動車メーカーの座を維持しているPSAだが、2014年には経営危機に陥り、仏政府と中国の大手自動車メーカー、東風汽車に資金面での救済をうけた。PSAと東風汽車は1992年以来、神龍汽車(東風プジョーシトロエン)としてジョイント・ベンチャー事業を行っている。

PSAは組織再編に「Push to Pass」という戦略を掲げている。過去の迷走から学びとった経験や知識を、現在から未来に活かすという概念だ。そうすることにより組織全体が再び自信を取り戻し、モチベーションアップにつながる。一流の商品を世間に送りだし、競争力を強化するうえでの必須事項である。

PSAのカルロス・タバレスCEOとCKビルラ会長の両者ともに、自社の目指すゴールにお互いの提携関係が貢献すると前向きな姿勢を見せている。(ZUU online 編集部)

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