最近中国のネットニュースではランキング記事が目立って多い。中国や中国企業あるいは大学などが世界のどのあたりにランクされているのか、という内容は注目度が高いようだ。

そんな中「今日頭条」では、「中国が日米を凌駕し世界をリードしている技術、あなたはいくつ知っていますか?」というタイトルの記事を掲載した。中国がすでにトップ走っている技術を集めたらしい。

果たして正確な評価といえる内容なのだろうか。

7位~4位、新幹線技術がランクイン

中国,新幹線,ランキング,今日頭条
(写真=EQRoy/Shutterstock.com)

7位 新幹線製造技術

中国の高速鉄道は、駆動力、制動力(ブレーキ)電子制御の三大核心技術において完全に“Made In Chana”を実現した。競争力は高まる一方である。

6位 スーパーコンピューター

2008年まで中国は、世界スーパー・コンピューターランキング500強の100位以内に入ったことはなかった。しかし中国人は不断の努力をもってこの状況を突破した。2010年以降、“天河二号”は世界のスーパー・コンピューターで6連覇を成し遂げた。

5位 人造太陽(核融合炉)

国連の資料によると、人造太陽は燃料の水素は無限、無汚染、無放射性廃棄物などメリットは大きい。目下先進各国と協力して共同研究を行っているが、その中でも中国は指導的地位を占めている。

4位 量子通信

この20年における新しい解釈の複雑な物理概念である。将来の量子技術は、SF映画の“時空超越”にまで至るかも知れない。中国は2016年8月、世界初の量子科学実験衛星「墨子号」を打ち上げてこの分野をリードしている。

3位~1位 軍事技術開発により発展

3位 超級鋼技術

30年後、世界は“超級鋼鉄”時代に突入する。中国はすでに世界唯一の超級鋼の工業化生産国家となり、世界をリードしている。

2位 激光製造技術(レーザー光線)

中国の優れたレーザー光線は、中国民用航空機開発の合金成型技術に生かされている。2016年に投入された国産ジェット機C919である。また主力戦車にもレーザー兵器として配備されている。

1位 3D印刷技術

いわゆる3D印刷技術とは、コンピューターによる設計技術のことで直接の印刷技術のことではない。近年中国の軍事科学技術は猛烈に前進している中国の掌握している3D設計技術は、最先端の戦闘機や武器システムの開発に大きく貢献している。

ほとんど信じていないネットユーザー

本当にこれらの技術は世界をリードしているのだろうか。中国ネットユーザーの反応を見てみよう。

・多くの人には中国のいいところなんて見えないのだが。
・中国のナンバーワンは、人口、不動産、貪官、手数料……
・中国のナンバーワンは、やせ肉を作る技術、毒ミルク技術、にせタバコ、にせ酒製造技術、、、
・貪官の蓄財技術ではまさしく世界をリードしている。
・もっと有用なものがある。人民の収入を上げること、医療、教育、社会福利……
・中国のナンバーワンは貪官の数、古代から現代までそれを保持し続けてきたこと。

中国ネットユーザーのコメントは、反日や愛国がからまないときは冷静である。つまり反日が民衆の不満をそらす効果は大きい。中国政府が反日をやめられない一因である。それはともかく民衆は落ち着いているようだ。コメントから判断する限り、この種の記事を信じる者はほとんどいない。(高野悠介、中国貿易コンサルタント)

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)