「中国市場における日本6大メーカーは壊滅的な敗北を喫した。中国企業に大きなチャンスが到来。」と題する記事が中国のニュースサイト「今日頭条」に掲載された。以下その6大メーカーに対するコメントを、できるだけ原文のニュアンスを保ちつつ紹介する。

6位〜4位 三菱グループは自動車が足かせに

反日,日中関係
(写真=esfera/Shutterstock.com)

第6位 松下(パナソニック)

現在日本企業の状態には大きな差がある。松下は巨額の損失を計上したわけではない。しかし中国にある松下工場の多くは休業や減産に追い込まれている。それに対し中国家電ブランドは、格力、ハイアールを始めとして果敢に挑み、すでに松下から教えを乞うことは何もなくなっている。中国松下が再び業務を縮小するのは避けられない。そして遅かれ早かれ完全撤退は避けられないだろう。再び巻き返す機会はもう来ない。

第5位 三菱(重工・自動車)

中国市場における三菱の存在は自動車産業とともにあった。もっとも計算のできる販売先だったからだ。ところがその命綱が危ない。三菱自動車の2016年の損失は1000億元(1兆6000億元)におよび、2008年のリーマンショック以降、日本の5大自動車メーカー最大の巨額損失となった。その根源はどこにあったのだろうか?とにかく三菱車は中国ではもう誰も買わないだろう。

第4位 ソニー

ソニーはかつて中国で大きなブームを巻き起こした。各種製品の販売ランキングでは常に中心にいた。しかし現在は全く様相を異にしている。ソニーの2016年利益は、前年比85.7%も下降している。特に半導体部門は巨額の赤字である。それは再び起き上がれないほどのものだ。ソニーはもう新しいブームを巻き起こすことはないだろう。かつての覇王も今や退位することこそ賢明というものだ。

3位〜1位 身売りしたシャープがトップ