第一興商 <7458> が「ビッグエコー」の首都圏27店舗で、カラオケルームをワークスペースとして提供する新サービスを導入すると発表した。NTTコミュニケーションズと組み、テレワークに必要な環境をカラオケルームに揃える。「働き方改革」が叫ばれる中、テレワークの環境整備をビジネスチャンスととらえる。

環境の整った個室で仕事 テレワーク向けの需要を想定

カラオケ,働き方改革
(画像=第一興商プレスリリースより)

カラオケルームは駅前のアクセスの良い場所に立地している事が多い。また、個室となっている為、資料を第三者に見られる事も無く、会話も気にせず行える。こうした利点を活かしたテレワークへの活用の実証実験を昨年12月よりNTTコミュニケーションズと行ってきた。

新サービス「ビジネスプラン」は4月24日より首都圏27店舗で始める。利用料は全店舗一律となり、1名60分で600円、延長は30分につき300円となる。オープンから19時までは1500円のフリータイムも設けている。利用者は電源タップ、HDMIケーブル、卓上ホワイトボードを利用でき、室内の大型ディスプレイを使った資料の共有や、カラオケ用のマイクを使ったプレゼンテーションも行える。

テレワークを導入する企業が増加している中、ワークスペースの提供に需要があると見込む。テレワーク利用者は最寄りのビッグエコーで業務に必要な設備と集中できる環境を得る事が可能となる。カラオケルームの利用者が少ない日中に需要が見込める同サービスは、同社にとってもメリットが大きい。同社は今後も導入店舗を順次拡大していくとしている。

「働き方改革」を行う企業は増加