アメリカの動画配信サービス会社大手・ネットフリックス(Netflix)の加入者数が、全世界で1億人を突破した。リード・ヘイスティングスCEOが4月21日に、自身のFacebookで明らかにした。

オリジナルのシリーズやドキュメンタリーで人気を博す

動画配信,Netflix
ヘイスティングスCEO(写真=catwalker/Shutterstock.com)

ネットフリックスは190カ国以上でサービスを展開している。オリジナル作品を豊富に制作していることを武器に、積極的に海外市場へ進出している。アメリカでストリーミングサービスを開始したのは2007年。順調に利用者を増やすとともに、グローバル展開を積極的にすすめてきた。

日本でサービスが開始されたのは2015年9月2日のこと。2016年1月には、オンラインストリーミングネットワークを世界130以上の国で展開し、全世界でのサービス提供を開始したことを発表している。

ネットフリックスの強みは、オリジナルコンテンツを多数制作していることだ。2012年から積極的に制作してきたオリジナルコンテンツは、ドラマ、コメディー、ドキュメンタリー、子供向け番組、さらには映画と幅広いジャンルの作品を制作し、放送している。

オリジナルコンテンツの質の高さにも定評がある。日本円で約100億円以上の製作費を投じて制作したドラマ「ハウス・オブ・カード」は、2013年にエミー賞をネット配信ドラマとして初めて受賞した。また、2017年2月26日には、「ホワイト・ヘルメット-シリアの民間防衛隊」が第89回アカデミー賞タンメンドキュメンタリー賞を受賞している。この作品は、2016年イギリス政策のドキュメンタリーで、シリアで爆撃によって閉じ込められ、負傷した民間人の救助を行うボランティア団体の活動を追ったものだ。

動画配信サービスの競争は激化している

アメリカでの2016年の動画配信サービス市場では、ネットフリックスが53%を占めている。続いてアマゾン・プライム・ビデオが25%、Huluが13%といわれている(THE Hollywood REPORTER調べ)。

日本での定額制動画配信市場は、2016年に前年に比べて16.0%増えている。市場規模は1,636億円推定されるという(GEM Partners発表)。この調査によれば、定額制動画配信サービスにおいて日本でもっともシェアを獲得しているのはdTV。Hulu、U-NEXTがそれに続いている。

日本での動画配信市場は今後年平均7.7%成長していき、2021年には2,396億円まで拡大しするといわれている。しかし、アメリカの市場はすでにピークに達しており、今後は縮小に向かうとの予測もあり、ネットフリックスが今後も成長を続けるには、海外進出は必要不可欠だ。

日本を含め、13カ国で進めているその国に合わせたオリジナルコンテンツの制作も、海外でのシェア拡大に向けた戦略のひとつ。2016年に600時間分提供していたオリジナル作品を、2017年にはさらに1.5倍に拡大、製作費は2016年より10億多い60億ドルを投じるなど、かなり力を入れている。

しかし、施策費の高騰は株式市場において不安材料ともなっており、今回の加入者数1億人突破で勢いを増すことができるかどうかが注目だ。(ZUU online 編集部)

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