不安定な経済情勢の影響からか、サラリーマンの給料だけでは十分に生活できないという状態も少なくありません。そのため、少しでも資産形成をしたいと思っているサラリーマンも多いのではないでしょうか。

今回は、サラリーマンでもできる資産形成について紹介します。

時間効率がいい資産形成の特徴とは

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(写真=Khakimullin Aleksandr/Shutterstock.com)

サラリーマンの場合、基本的には1日8時間以上の勤務時間と通勤時間が必要になります。そのため、資産形成に時間をかけることが難しいといえます。また、資産形成をするのは終業後帰宅してからという場合や出勤前に自宅や通勤中にスマートフォンを利用して行うケースが多いのではないでしょうか。

このような状況から、サラリーマンの資産形成は時間効率がいいものを選ぶ必要があること、早朝や深夜などイレギュラーな時間を含めた時間でもできるものが必要となります。

例えば、インターネットで情報収集ができるものや資産形成に費やせる時間が少ないことから学習効果が高いものも重要なポイントとなります。

サラリーマンでもできる資産形成

それではサラリーマンでも可能な資産形成はどのようなものがあるのでしょうか。もちろん個人の好みなどがありますので、必ずしも自身にとってベストな資産形成ではないこともあるかもしれません。そのため、興味があるものからチェックしてみるのも一つの手です。

● 積立保険商品
月々5,000円などの低額から積立をしていく貯蓄型保険になります。健康状態などに関係なく加入できるものがあることも特徴です。積立保険商品は銀行の積立貯金と同じような性質を持ちます。

● 投資信託や株式投資
投資信託や株式投資も資産形成の一つです。取引を頻繁に行う必要がない投資信託商品や長期保有に適した株式もありますので、それらに投資をするだけであれば管理はあまり必要ありません。特に投資信託は専門家が運用してくれるため、平均的に損をしにくくなっています。

また、株式投資には株主優待制度や配当があるので、長期保有によりそれらのリターンを享受することができます。もちろん株価が上がって利益が出るようならば売却して売却益を得ることもできるので、投資プランを立てることが必要になります。

● 不動産投資
近年サラリーマンに人気があるのが、不動産投資です。不動産を購入して貸し出しをすれば、定期的に収入を得ることが可能となります。もっとも、管理について外注が必要な場合もあり、費用がかかってしまったり借り手がいなくて収入を得ることができなかったりするリスクがあります。

不動産は一般的に高額な商品であるため、定期的な収入を得られないとローンの返済が難しくなる場合もありますので、慎重に投資を開始する必要があります。

● サイドビジネス
一昔前はサラリーマンの副業は禁止されていましたが、近年は副業を許容する会社も出てきています。これにより、終業後に短時間のアルバイトをしたり、在宅ワークを行ったりすることで収入を得ることができます。

サラリーマンが資産形成を行う上での注意点

サラリーマンが資産形成を行う場合には、あくまでサラリーマンとしての本業をおろそかにしないことが前提です。そのため、本業に集中できないような状態になる資産形成は避けることが重要です。

例えば、為替取引(FX)などで短期売買を行っていると、勤務中に為替相場の変動が気になってしまうことが原因となり、本業で成績を落としてしまうという可能性があります。そういった理由から、サラリーマンはゆったり構えられる長期投資や手間のかからない資産形成を行うといいでしょう。

サラリーマンの資産形成は、あくまで副業として資産を増やすことに重点を置くべきものになります。空き時間などに気軽にできるものを見つけてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。