iPhone8の年内発売をめぐり、メディアや専門家の意見が真っ向から対立している。ドイツ銀行が発表したという「年内発売否定説」と、アナリストによる「延期だが年内発売説」、Twitterに投稿された「iPhone8試作品」など、様々な予測を検証してみる。

いずれも情報源は、iPhoneの製造メーカー、フォックスコン・テクノロジー・グループの内部関係者とされている。

フォックスコンの内部関係者、ドイツ銀行のメモは否定的

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

報道の火種となったのは、米金融ニュースサイト「ValueWalk」だ。「フォックスコンの内部関係者から情報を入手した」とし、「AppleはiPhone 7SとiPhone 7S Plusの新バージョンのみ製造注文する」と報じている。

この関係者は、iPhone 7SとiPhone 7S Plusの包装資材入荷予定が6月下旬であることと照らし合わせ、「両モデルの発売自体が少なくとも9月まであり得ない」と推測。そのため包装資材すら発注されていないiPhone8の発売は、当分先になると見こんでいる。

次いで米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」 が、ドイツ銀行による同様のメモについて報じた。ValueWalkの報道をうけたドイツ銀行のアナリストが、「年内のiPhone 8の発売の可能性は低い」との見解を、顧客向けのメモで示唆したというものだ。

「発売を決定づける主要因の欠落と技術上の問題などから、今秋iPhone 8が市場に出回るのは難しい」と結論づけているという。

ビジネス・インサイダーは、関係者の情報がいっさい公開されていないこと、ValueWalk自体が特にApple製品に関する最新の情報源として知られていないことを挙げ、報道の信憑性に疑問を唱えている。またドイツ銀行によるメモも、筆者の調べたかぎり一般公表されていない。

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