先月20日の安川電機 <6506> を皮切りにスタートした3月決算企業の本決算発表も5月に入り大型連休の谷間や連休明けということもあって一旦企業数が大きく減りましたが、昨日から再び決算発表が活発となっています。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に5月1日から昨日までの決算を集計してみました。

そのなかで決算発表後に株価が急伸したのがヤマハ <7951> で、14年ぶりの最高益更新となる今期の営業利益の見通しを発表し、市場予想も上回ったことから17%を超える上昇となりました。

また、市場予想にほぼ沿う格好の営業利益の今期予想を発表したミネベアミツミ <6479> や、市場予想を上回る営業利益の見通しを発表したベネッセホールディングス <9783> でも株価が大きく上昇しています。

◆決算集計(5月1日-9日発表分)

◆決算集計(5月1日-9日発表分)2

◆決算集計(5月1日-9日発表分)3

もう一つのヒント

◆明日の決算発表スケジュールは

3月期決算銘柄の本決算発表も今週がピークとなります。こうしたなか明日も数多くの決算発表が予定されており、清水建設 <1803> や旭化成 <3407> 、パナソニック <6752> 、ニコン <7731> 、KDDI <9433> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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