ニュースでよく耳にするであろう「M&A」。経営者であれば、自社を成長させるためであれば、他社の買収・合併は頭の片隅にあるのではないだろうか。

ただ買収・合併相手の企業を見つけようとしても、コンビニやECサイトで目当ての商品を探すのとはワケが違う。

まず相手企業を見つけるのは容易ではない。たとえ見つけだしても、条件を交渉し、法律面、費用面のハードルを超えて契約を交わさなければいけない。そして実際に一緒になったら、異なる文化のもとで働いていた従業員が一緒に働くわけで、カルチャーの融合など、様々なハードルがある。

こう考えると、たとえ優秀な経営者でも、自分や経営陣だけでM&Aをやり遂げるのは難しく、M&Aアドバイザーと契約するのが当然といえそうだ。アドバイザーはM&A実施に関する事前相談から、買収戦略の立案、買収対象企業のピックアップ、買収手続きの実行、契約など関連する業務を一手に引受け、サポートをしてくれる心強い味方だ。

心強い味方ではあるが、業務を一手に引受けサポートしてくれる分、アドバイザーの良し悪しがM&Aが成功するか否かに直結する場合もある。

アドバイザーを見分けるポイント

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

いいM&Aアドバイザーと悪いアドバイザーを見極めるポイントには何があるだろうか。いくつか項目を見ていこう。

●ポイント1 リスクをしっかりと説明してくれるか、無理にM&Aを進めないか

M&Aを成立させることだけを考えているアドバイザーなら、本音は買収対象企業のリスクに関しての説明はあまりしたくないだろう。しかしM&A成立ではなく、あなたの会社を第一に考えてくれている場合は、買収対象企業のリスクに関して詳しく説明をしてくれるはずである。優秀な営業マンがモノを何とか売りつけようとしないのと同様、優秀なM&Aアドバイザーは無理にM&Aを契約させようとしない。クライアントであるあなたのこと、あなたの会社のためになるM&Aだけを勧めてくれるはずだ。

●ポイント2 会計、税務、法律などのサポートをしてくれるか

M&Aには会計、税務、法律など様々な専門分野がからむ。アドバイザー自身にその知識や資格があるか、またはアドバイザー側の社内に専門家がいれば、安心して任せられるだろう。会計、税務、法律など専門的なことがらを、自社で行っているのか、外部委託しているのかも含めて確認しておきたい。

●ポイント3 自社についてもしっかりチェックしてくれるか

いいM&Aアドバイザーはあなたの企業にあった買収対象企業をみつけるために、まずはあなたの会社に対してしっかりと理解しようとするはずだ。もし自社について関心や理解が薄い場合は注意しなければならない。もしかしたら「何とかM&Aを成功させる」ことばかり頭にあって、「あなたの会社の成長」は二の次になっているかもしれないからだ。

●ポイント4 耳に痛い意見も言ってくれるか

M&Aアドバイザーは、M&Aを成功させて手数料などの報酬を得る。だから基本的にはM&Aを成約させたいと考える。しかし、いいアドバイザーは時には経営者であるあなたとは反対の立場に立ち、ひるまず反論してくれるだろう。逆に経営者の言いなり、言うことだけ聞いてコトを進めてくれるのでは「アドバイザー」とは言えない。M&Aアドバイザーは御用聞きではないのだ。

●ポイント5 実績が多いかどうか

経験が人を成長させるのは、M&Aについても同じ。実績が多いM&Aアドバイザーであれば、これまでにも様々な案件で経験を積んでいるはずだ。経験が多ければ、たいていのことは「想定内」の事態として処理することができる。まずこれまでのM&Aの実績――件数やジャンルなど――を尋ねてみるといいだろう。

山田ビジネスコンサルティングだからできること

こうした点を踏まえて、アドバイザーの候補として考えたいのが、国内最大級のコンサルティング会社である山田ビジネスコンサルティングだ。年間1600件を超えるコンサルティング実績、累計200件超のM&Aを成約させた実績がある。

当然、M&Aに必要な会計・税務・法律の専門家も社内に多数在籍し、一丸となってサポートしてくれる。買収対象企業についても、まずはクライアントであるあなたの会社のことをしっかり知ったうえで、数多くの企業をピックアップし、そこから戦略上の重要性を考慮して設定した基準合致した、対象会社を絞り込んでくれる。

拠点も全国30カ所以上にあり、近場だけではなく全国から情報も集められる。買収・合併相手候補の企業が全国に支店や支社を持っているかもしれないだけに、この体制は心強いだろう。

きめ細かなサポートにより高い成約率を誇る山田ビジネスコンサルティングにまずは相談してみてはいかがだろうか。きっと「いいアドバイザー」と出合えるはずだ。