ジャパンネット銀行が「ミレニアル世代」(18歳~25歳の男女500人)のお金に関する意識・実態調査が実施したところ、投資・資産運用の経験がありと回答したのがわずか12%にとどまることが分かった。10年後の予想年収は約430万円、「親の生涯賃金を超えられる自信がある」と答えた割合がわずか36%と、将来の給与収入に期待していないわりには、投資や資産運用に積極的ではない実態が浮かび上がる。

しかしこれから投資をやってみたいという人も31%はあり、少ないながらも投資を行ないたいという人が全体の3割程度存在することは救いかもしれない。

クレカ使用率は8割弱

調査,ミレニアル世代,投資無関心
(写真=PIXTA)

また財布に入っている金額の平均は1万479円。財布の中に入れておく額として、1万円未満と回答した割合は約6割。何かあった時の為に財布には多めに現金を入れておくのは昔の習慣となり、ミレニアル世代では考えられていないようだ。

買い物でのクレジットカードの使用率は77%だった。大多数がクレジットカードを所持し、実際に買い物で利用していることが分かる。さらに買い物での電子マネーの使用率も77%となり、買い物で電子マネーを使うことはデジタルネイティブ世代である彼らにとっては日常的な事のようだ。

財布に入っている現金が少ないのもクレジットカード決済や電子マネー決済という現金決済に代わる決済手段がある為であり、少額の現金を持ち歩くだけで十分ということだろう。

さらに買い物でのスマホ決済サービス使用率も21%あることからも、ミレニアル世代が現金に頼らず様々な決済方法を活用している事が垣間見える。

バリバリ稼ぎたいとはいうものの……