7月に入り2017年も残り半年を切った。今回は2017年前半の経済イベントについて振り返り、年後半に備えよう。

1月 トランプ大統領就任、NYダウ2万ドル突破

2017年,振り返り,上半期
(画像=左上から時計回りに=JStone、r.classen=以上Shutterstock.com=、レゴランドWebサイト、PIXTA)

大統領選ではクリントン候補と大接戦を繰り広げ、当初の下馬評を覆しての当選となったトランプ氏。メキシコとの国境に壁を建設する計画や、移民排斥を訴えるなど過激な発言も就任前から話題となり、就任式では、会場周辺に数十万人が支援と抗議で集まる中での第45代アメリカ大統領就任となった。

トランプ大統領の就任に関連して、新大統領の経済政策への期待感などからNYダウが史上初めて2万ドルを突破した。

国内では日経平均株価が2017年最初の取引日となる大発会で479円79銭高の1万9594円16銭となり、好発進を切った。

2月 トランプ相場、プレミアムフライデー

トランプ大統領への政策期待感から、2月はNYダウが12営業日連続過去最高値を更新するなど株価が上昇し、トランプ相場とも呼ばれた。

消費拡大や働き方改革をめざし、官民が連携したプレミアムフライデーがスタートした。毎月月末の金曜日は15時退社を推進するこの取り組み、定着するか否かはまだまだ未知数だ。

アスクル <2678> の倉庫で延べ床面積約4万5000平方メートルを焼く火災が発生した。発生から12日後に鎮火の発表があり、この影響から同社の株価や商品の発送等に影響が出た。

3月 東芝子会社WH破産、残業100時間未満

東芝 <6502> の子会社で米原子力発電子会社ウェスチングハウス(WH)が日本の民事再生法に相当する米連邦破産法11章の適用を米ニューヨーク州の連邦破産裁判所に申請した。東芝はアメリカでの原発事業失敗を受けて、巨額の損失が発生しており、債務超過の状態に陥っている。今後は東証2部への降格も決まっている。

政府が目指す働き方改革について、働き方改革実現会議が開催され、残業100時間未満が明記された実行計画が決定した。2019年度の施行を目指している。

任天堂 <7974> から新ハード「Nintendo Switch」が発売された。7月現在でも品薄状態が続くなど人気を集めている。

サムスングループなどの収賄等の容疑から韓国の朴槿恵大統領の弾劾裁判が行われ、罷免の決定が下り現役大統領が大統領の職を失職する事態が発生した。

格安旅行業者「てるみくらぶ」が経営破たんした。突然の破綻により、旅行中の顧客がホテルや空港で宿泊・搭乗拒否されるなどの事態にも発展した。

4月 レゴランド開業、ジャガイモ危機

名古屋に東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンに続く日本で3番目の国際的なブランドのテーマパークとしてレゴランド・ジャパンが開業した。

カルビー <2229> 、コイケヤが一部のポテトチップスの生産を休止すると発表。2016年に北海道を襲った台風の影響により、原料のジャガイモが不足する事態となった。

5月 一帯一路サミット、ビットコイン上昇

中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想である一帯一路に関するサミットが開催され、ロシアのプーチン大統領ら29カ国の首脳が参加した。

仮想通貨であるビットコインの価格が初めて1ビットコインあたり30万円を突破した。5月に発生したランサムウェアによる世界同時サイバー攻撃でも、被害にあったパソコンの画面上でビットコインが要求されるなどした。

6月 タカタ経営破綻、日経平均2万円突破

エアバックなどの製造を手掛けるタカタ <7312> が経営破綻した。欠陥エアバックの大規模リコールなどにより業績が急激に悪化した。負債総額は約1兆7000億円に上る見込みだ。

日経平均株価が1年半ぶりに2万円台を回復した。大台回復後は7月中旬まで、2万円を前後で揉みあいが続いている。(右田創一朗、元証券マンのフリーライター)

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