中国ベンチャー市場の「創業板市場指数」が暴落した。1700ポイントを大きく割り込み、市場創設以来の最低に落ち込んだ。その原因について、ニュースサイト今日頭条が分析記事を載せている。果たしてこれは一時的な現象だろうか。

創業板市場とは?

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(写真=Kzenon/Shutterstock.com)

創業版市場について、ネット辞書の解説は、二板市場(Second-board Marcket)ともいい、主板市場(Main-board Marcket)とは異なり、当面の間、主板市場に上場する方法のない、創業型企業、中小企業、高い技術を持つ企業などに、融資と発展、成長を促すための証券交易市場となっている。東証マザーズに近いものだろう。2012年5月、深セン株式市場に開設され、取引が始まった。

先週、上海市場の流動性の高い代表50銘柄指数“上証50”は3.12%上昇した。これに対し創業板指数は4,9%も下落した。ここ1年で最大の下落幅である。多くの企業で業績が大幅下降、あるいは巨額欠損を出し、疑惑の噂もある。創業板市場に対する信用危機を引き起こしかねず、その未来に対して一定の考慮と検証が必要だ。市場関係者は以下の要因を上げている。

業績低下と流動性不足