女子高校生・大学生の約6割の女子高大生が、「30歳の自分は結婚している」とイメージしている――。
半数以上の女子高大生が「30歳になったら結婚をして子どもがいる」としている一方、4割近くが「結婚はしていないし子どもはいない」と考えていることが分かった。
「30歳の自分はどうありたい?」の問いでは、「結婚している」が60.9%、「結婚していない」が39.1%。さらに「結婚をして子どもがいる」と思う人が57.1%でもっとも多く、次いで「結婚はしていないし子どもはいない」37.6%、「結婚はしているが子どもはいない」3.8%、「結婚はしていないが子どもはいる」1.5%という結果だった。
調査は、フリューが運営する女子高大生の動向調査・研究機関「GIRLS'TREND(ガールズトレンド)研究所」が2017年6月~7月に実施した。サンプル数は278とかなり少なめではあるが、参考までに見ていこう。
「パートやアルバイトで少し仕事をしている」が32.3%
仕事についてはどうイメージしているのだろうか。回答は多い順に、「パートやアルバイトで少し仕事をしている」32.3%、「やりたい仕事をバリバリしている」28.6%、「仕事をしていない(含む専業主婦)」21.8%、「フルタイムで仕事をそれなりにしている」17.3%となっている。
前述の「結婚」「子ども」と関連付けて見てみると、「やりたい仕事をバリバリしている」との回答が最多となっている属性が多いことに気付く。「結婚をして子どもがいる」では39.5%、「結婚はしていないが子どもはいる」では50.0%、「結婚はしているが子どもはいない」では60.0%だ。
「子どもがいる」という属性ではいわゆる“バリキャリママ”となることをイメージしている人が多く、いない属性でも好きな仕事に打ち込む自分を思い描いていることが想像できる。
ただ、「結婚はしていないし子どもはいない」とした人は傾向が違っており、「パートやアルバイトで少し仕事をしている(44.0%)」「仕事をしていない(38.0%)」との回答が多かった。仕事にはあまり力を入れずに趣味や婚活などに時間を使っている、というイメージなのだろうか。