マイケルコースvsケイトスペード 伸びしろが大きいのはどっち?

セールが始まりました。ボーナスも今年は増額になった企業も多かったようです。これを機にそろそろ新しいバックを新調しようかと考えている方もいるかもしれませんね。昔は、ブランドバックというとヨーロッパ系のブランドが多かったのですが、最近は、コーチなどアメリカ系ブランドも人気です。今回は、若い女性の間で人気の2つのバックブランドを調べてみました。値段も高級バックほど高くはなく、普段使いもできる都会的なデザインのバックです、この人気はどこまで続くのでしょうか気になる所を調べてみました。

マイケルコースとケイトスペードの会社内容

マイケルコースは、アメリカ発のラグジュアリースポーツウエアの著名なデザイナーの一人です。1981年に自らの名前をつけたブランドを立ち上げて、1998~2004の間にアメリカを代表するブランドの一つになりました。

2010年に、日本法人「マイケルコースジャパン」を立ち上げ、表参道店をよりスタートし、現在は全国40店舗を展開していて今も成長を続けています。日本では、アメリカで2004年にセカンドラインである「マイケルマイケルコース」を中心に、「ライフスタイルストア」を展開し、バックの他、服や時計などの装飾品などを展開しています。世界中のセレブも多く愛用しているといわれており、日本でもそこから人気に火が付いたといわれています。

一方で、もともとファッション誌「マドモワゼル」のアクセサリー部門の編集者だったケイトスペードは、夫であるアンディ・スペードと一緒に1993年に会社を設立し、実用的なバックをデザインしました。そのカラフルさとこだわったディテールで、ファションエディターや街の女性達より、徐々に人気度が上がっていき、今ではニューヨークの人気ブランドの一つとなって世界中へと知られるようになりました。2007年、バナナレパブリックやバーバーリなどでその手腕を発揮したデザイナーのデポラロイドを迎えてさらに成長をしていこうとしています。

日本でのケイトスペードの設立は、2009年サンエーインターナショナルとの合弁により設立し、2012年に合弁解消し、100%米国ケイトスペードの出資する会社となっています。今年5月には、銀座にアジアで初となる凱旋店を設立し、その認知度は日本の多くの女性だけでなく、アジアへとじわじわ人気度の広がりをみせています。

2つのブランドの前期の結果と来期予想からみる今後

マイケルコースとケイトスペードは、両方ともニューヨーク証券取引所に上場しています。マイケルコースの今期の売上実績は、33億1,100万ドル、純利益は、6億6,100万ドル、来期予想は、売上げ42億400万ドル、純利益12億4,100万ドルと来期もさらなる成長の期待がうかがえます。2014年5月28日にマイケルコースが出した決算内容によると第四/四半期までの結果は増収増益となり、純利益が1億6千万ドルになったと報じられました。これは、主力の北米での売れ行きが好調だったという事です。

一方ケイトスペードの今期の売上実績は、13億4,700万ドル、純利益は、5,900万ドル、来期予想は、売上げ10億7,100万ドル、純利益が3,100万ドルとなっており、来期は減益となる見通しです。