2016年にサービスを開始したFacebookのフリーマーケット機能「マーケットプレイス」が、チケット販売から自動車販売、賃貸契約を含むより広大な総合マーケットへと生まれ変わる。

現在同社はユーザー間の商品売買の場にリテーラーの商品を盛り込むことで、マーケットプレイスで消費者に好まれる商品の傾向を分析中だ。

消費者が本当に欲しい物を一つのスペースで販売

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(写真=Thinkstock/GettyImages)

マーケットプレイス部門のヴァイスプレジデント、デブ・ルイ氏によると、最も人気のあるセールス分野の一つ、自動車販売の開始が決定しているという。提携先など詳細は明らかになっていないが、マーケットプレイスを通して地元の自動車ディーラーが商品を販売できる環境を提供するようだ(CNBCより)。

不動産業者との提携で、賃貸物件の提供なども視野に入れている。

そのほか既にFacebookで利用可能なチケット販売やネットショッピングも、マーケットプレイスに移行させる。マーケットプレイスをフル活用し、販売ネットワークの集中化を試みる戦略だ。

Facebookも自覚しているように、同社の広告やセールス機能「ショップセクション」は、ページ上にごちゃごちゃと散乱しているイメージが強く、購買意欲をそそりにくい。例えば「Facebookでチケットを買える」という事実を知らないユーザーも、少なくはないだろう。

販売を一つのスペースにまとめ、取り扱う商品・サービスを消費者が興味を持つ分野に絞るという方向性には、大いに期待が高まる。

決済市場進出は「現時点では検討していない」

決済市場への野望も報じられているが、意外なことに同社は「現時点では検討していない」と否定。あくまで販売の仲介地点としての役割に徹し、決済プロセスには関与しないスタンスだ。

決済市場の進出よりも、「消費者とビジネスの関わりをどのように推進するか」という課題に専念する姿勢を崩さない。

過去数年にわたりSNSにネットショッピングの要素を取り込むというコンセプトに挑戦して来たFacebookだが、これまでのところ泣かず飛ばずの結果だ。一例を挙げると12年、タイムラインを利用して友人にプレゼントを贈れる機能「Gift」を発表するものの、14年にはサービスを廃止した(Recode.netより )。

新生マーケットプレイスで、今度こそSNSとネットショッピングの壁をうち破れるのだろうか。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

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