2017年の中国自動車販売は微増にとどまった。しかし高級車市場は熱気を孕んでいる。7月はアウディがトップの座を奪還した。ドイツ系BBA(ベンツ、BMW、アウディ)の争いは白熱するばかりである。ニュースサイト「今日頭条」が伝えた。以下トップ10ランキングを見ていこう。

10位~7位、アキュラ(ホンダとインフィニティ(日産)がランクイン

中国経済,自動車,今日頭条
(写真=TonyV3112/Shutterstock.com)

順位 ブランド 7月台数/1~7月累計台数。カッコ内は前年同期比

10位 アキュラ 1074台(▲214%)/7573台(▲391.4%)
9位 インフィニティ 2741台(▲19.2%)/2万1700台(▲33.3%)
8位 リンカーン 4713台(▲68.0%)/2万9300台(▲92.0%)
7位 ボルボ 9267台(▲50.2%)/6万1100台(▲30.5%)

アキュラの売上のほとんどはCDXだった。7月は1002台で売上の93.3%を占める。リンカーンは累計で前年の2倍近く絶好調。MKZの売上が単月で1000台を超えている。ボルボは初の年間10万台超えが確実になった。また初の中国生産車、新型XC60を年末までに投入を予定している。これは中国市場のイメージアップに貢献するだろう。

6位~4位 レクサスは6位

6位 レクサス 1万1053台(▲8.2%)/7万1600台(▲27.0%)
5位 ジャガー 7月1万1636台(▲34.0%)/7万8739台(▲27.0%)
4位 キャデラック 7月1万2006台(▲37.0%)/9万2400台(▲70.0%)

レクサスは累計7万1600台のうち、ESが3万1947台、NX1万4701台、RX1万7023台だった。またハイブリッド車は1万7523台、全体の24.5%を占めた。

ジャガーランドローバーの売上は、19カ月連続して前年を上回った。7月の売上のうち、国産(合弁会社・奇瑞捷豹路)が6673台、全体の57.3%だった。

キャデラックの売上も17カ月連続して前年を上回り、好調だ。中でも中型の豪華SUV、XT5が業績を押し上げている。7月までの累計で2万9601台、昨年は6467台、前年比▲436.8%も伸びた。

3位~1位 ドイツ勢のつばぜり合い。

3位 BMW 7月4万3311台(▲8.0%)/33万6600台(▲17.0%)

7月までの累計では、7シリーズが1万5000台を超えた。Xシリーズも好調で、X5が2万6000台を超え、X1は前年比▲126%だった。

2位 ベンツ 7月5万0400台(▲30.0%)/35万4200台(▲34.0%)

中国はメルセデス・ベンツにとって世界最大の単一市場である。7月までの販売35万4200台のうち、国産が70%以上を占めている。またBBAの争いで、ベンツが累計で首位に立った主要な原因は、SクラスのマイナーチェンジとCクラスのアップグレードである。

1位 アウディ 7月5万1002台(▲10.2%)/30万4200台(△9.1%)

アウディは7月までの累計で、販売台数を減少させた唯一の高級車ブランドである。しかし7月の売上は5万1002台で10.2%伸び、単月でのトップを奪回した。国産化率も高く、7月は販売総量の92.1%に及んでいる。

A6L、A4L及びQ5の比率が高い。A6L、A4Lは高級セダンランキングのトップ3に入り、Q5は高級SUVランキングのトップである。アウディは売上を落とし劣勢だ。しかし下落幅は縮小しつつあり、回復の兆しは見せている。

BBAの台数争いは、4位キャデラックの3~4倍の水準で繰り広げられている。日系のレクサス、インフィニティ、アキュラはとりあえず、米国系との争いを制して4位を目指すことになる。それは決して不可能ではない。頑張ってほしいものである。(高野悠介、中国貿易コンサルタント)

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