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Written by 谷山歩 122記事

「人のいく裏に道あり花の山」

「話題になる前」に上昇株を狙うには? 個人投資家の心構え

「人のいく裏に道あり花の山」
株式投資の世界にはこのような投資の格言がある。これは大勢がやりそうなことをあえて避け、別の道を探ることで大きな利益が得られることを端的に表した格言だ。

個人投資家の多くはこの格言通りの行動ができず、投資強者(外国人投資家や機関投資家など)の養分になってしまったり、ツイッター頼みで上がりすぎた銘柄に群がる「イナゴ投資家」と化してしまったりする。

やはり株式投資をするのであれば、自分の目でこれから上がる株を見抜きたいものである。ここでは「話題になる前に上がる株」を狙うための心がけをいくつかご紹介したい。

ひっそりと株価が上昇した銘柄の例

株式投資,上昇株
(写真=PIXTA)

これまで話題にならずも株価を上げた銘柄をいくつかご紹介したい。(※注意:これら銘柄を推奨するものではない)

セントラルスポーツ <4801>

同社は、スポーツジム「セントラルスポーツ」を運営。0歳から一生涯の健康を考えたプログラム作りが好評。2016年までは2000円台前半で株価が推移していたが、特に市場で話題にならないまま株価は5000円手前まで上昇して、現在は4155円で落ち着いている。割安指標であるPERは16.48倍台と未だ割高とは言えない水準である。

フライングガーデン <3317>

同社は爆弾ハンバーグで有名な外食企業。北関東での店舗展開を行っている。同社は2017年までは株価3桁で推移していたものの1000円代にのせてから株価は順調に上値を追っている。先日、業績発表とともに株価はストップ高になり、出来高が急増。注目株の仲間入りを果たしている。

アートグリーン <3419>

同社は、胡蝶蘭を中心とした生花の卸業を営んでいる。2015年11月に名証セントレックスに上場したのち500円代と冴えない展開だったものの、現在は1600円代と3倍の水準となっている。こちらは市場が名証でその事業内容の地味さからほとんど話題にならないがしっかりと株価を上げてきている。

3つほど、地味に株価を上げた銘柄をご紹介した。株式市場にはまだまだこれと似たような株が存在するので、ぜひ探してもらいたい。では次に探す際のポイントをいくつかご紹介したい。

いつの間にか株価が上がっている銘柄の共通点

さて共通点は以下の3つが挙げられる。

1. 事業内容に派手さがないこと
2. 企業規模が小さいこと
3. 業績に比して株価が割安なこと

例えば外食、小売、サービスなどのように事業内容に派手さがないと話題になりにくい。逆に言うと、アプリ開発やクラウドコンピューティング、バイオ、人工知能、IoTのような派手なテーマの企業は話題になりやすく注目を集めやすい。

企業規模も極めて重要で、小型の企業ほど話題にならずに株価を上げやすい。機関投資家など大口資金が入りにくいほどに時価総額が小型の銘柄に目をつけておくと良い。上昇する前の段階だと10億程度から100億円以内が最適。

PERはできれば10倍以内、最低でも10倍台の時に目をつけておきたい。小型の企業でも、割高な企業の株価は上がりにくい。PERが低いということは業績に対して割安な水準だということの投資家による評価なのだ。ちなみに上記3つの条件に「株主優待がある」という条件が付くとなおさら株価は上がりやすくなる。

ポイントをご紹介したが、特に難しいポイントではないはずだ。当たり前の条件を守って注意深く市場をさぐることでダイヤの原石が見つかるはずなのだ。

話題になるのはどんな時?

業績や株価がゆっくりと上昇していく場合、通常であれば市場で話題になることはそれほどない。一部の個人投資家の間で有望株だと名前が出る程度だといえる。

ただ、これらの銘柄が一気に話題に上ることがある。例えば以下のような時だ。

・株式分割を決定した時
・市場変更が決定した時
・好材料(業績や資本提携など)でストップ高になった時

上記のようなケースでは、それまで注目していなかった投資家が注目し始めるとともに取引高(出来高ともいう)が爆発的に増加する。

そうなると売り手と買い手の思惑が激しく交錯するステージになり、ここからの上昇にはさらなる好材料が必要になるなど、若干しんどくなる。

人のいく裏に道あり花の山

やり手の投資家の場合、話題にならない状態で株を買い続けて、話題が生じて株価が大幅に上昇したタイミングで株を手放して利益を確定する人がいる。

それこそまさに「人のいく裏に道あり花の山」という投資格言を地でいく投資方法だといえる。

最近はテーマ株が個人投資家に人気となっているため、株取引の基本を知らないような初心者でも平気で危険な暴騰株を扱ってしまうことが多いようだ(大抵は暴騰した後に買ってしまう)。もちろん一概にその傾向を悪いとは言えないが、暴騰株で勝ち続けることのは至難のわざと言える。

今後も話題にならないのに上昇していく株はたくさん現れることだろう。これから投資を始める人はそんな株と取引するスタイルを目指すのも良いのではないだろうか。

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある

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