腸管出血性大腸菌「O—157」による食中毒が相次ぎ発生したことで、食品衛生や感染症対策の銘柄が関心を集めそうだ。

O-157,関連銘柄
(写真=PIXTA)

埼玉県と群馬県の総菜店を利用した10人超がO—157に感染したのに続き、横浜市の焼き肉店で食事をした2人からも新たにO—157が検出された。今年前半に流行したノロウイルス対策と相まって、食品衛生が物色のテーマに浮上する可能性がある。

関連株には、除菌効果のある「クレベリン」を展開する大幸薬品(4574)や、漂白剤原料を手掛ける関東電化工業(4047)、ノロウイルスの殺菌製剤で知られる摂津製油を傘下に持つ日清オイリオグループ(2602)などが挙げられる。

ニイタカ(4465)は業務用の食品向け除菌剤を手掛ける。鍋用固形燃料の大手でもあり、外食業界との取引拡大が見込まれる。また、総合厨房(ちゅうぼう)設備機器メーカーのフジマック(5965)は殺菌・除菌用の電解水生成装置を展開する。電解水生成装置では、大和冷機工業(6459)も関連銘柄だ。

また、CSSホールディングス(2304・JQ)はホテルやレストランの食器洗浄や安全衛生を管理するスチュワート事業が中核。今後の商機拡大が見込まれる。(8月25日株式新聞掲載記事)

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