2017年4月1日から7月1日を対象に地価を調査した地価LOOKレポートが発表された。全体として地価はゆるやかに上昇している。中でも地方都市は比較的上昇率が高い結果となった。

調査した地区の9割が上昇に

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(写真=PIXTA)

調査を行ったのは国土交通省。不動産鑑定士が調査対象地区の情報を収集し、その結果を国土交通省が集約している。対象地区は、東京、大阪、名古屋、地方中心都市等合わせた100地区だ。

2017年4月1日から7月1日までの調査によれば、100地区中、地価が上昇したのは89地区、横ばいが14地区、下落が0地区となった。前回は上昇地区が85地区、横ばいが14地区、下落が0地区で、前回よりも上昇傾向にあることがわかる。上昇率が6%以上の地区はなく、上昇率3%から6%未満が9地区、0%から3%未満が77地区と、上昇率はゆるやかだ。

上昇幅が拡大したのは下通周辺(熊本市) 地方都市が上昇幅が大きい