ルイ・ヴィトンやディオールなどと同じくLVMHグループの高級ブランド、フェンディがインド市場拡大に向け、新たな提携先を探していることが 、内情に詳しい関係者の証言から分かった。

インドの高級品市場は現在の70億ドルだが、8年以内には1000億ドルに達すると予想されている。

多数の高級ブランドを魅了するムンバイ

エコノミック・タイムズ紙の報道によると、フェンディはムンバイを拠点とするアパレル企業ファン・ファッション(FFI) の株の51%を取得 し、当時FFIを傘下に置いていたコーディア・ファッションと共同ベンチャーを設立するという形で、インド市場に進出を果たした。

その後コーディア・ファッションがビーグル・ファッションに買収されるものの、フェンディとの提携関係には目立った影響はなかったものと推測される。現在もムンバイの高級ショッピングモール「DLFエンポリオ」 を含む、6店舗で 商品を販売している。

高級リテール・アドバイザー企業ジョーンズ・ ラング ・ラサールのアソシエイト・ディレクター、ヴィヴェク・カウル氏 は、「多数の高級ブランドが次なる市場として、DLFエンポリオのようなインドの高級リテール地域に関心を示している」と述べている。

これらの高級ブランドの多くが、将来的にはムンバイだけではなくインドのほかの地域にも、進出を果たす計画を視野に入れているという。

インテリアブランド、、フェンディ・カーサも店舗増加