串カツ田中 <3547> が2016年9月に上場してから1年近くが経過する。上場直後の株価は2212.5円で、そこから1年で2倍以上の5040円まで株価を上げてきている(株式分割後・2017年9月1日時点)。

業績も好調で、同社の店舗数や客数も月次ベースで順調推移している。どうやら大阪西成発祥の伝統の味を受け継ぐ同社には、並々ならぬ魅力があるようだ。

すでに株価は上がりすぎているようにも感じるが、チャート妙味がありそうなので業績確認と同時に同社株の魅力を紹介していきたい。

クッキー&クリーム? 風変わりな串カツメニューが魅力

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(写真=PIXTA ※画像はイメージです)

同社串カツの味は大阪西成で育まれたそうだが、現在は関東を中心に事業展開を行っている。

メニューは串カツが中心だが、それ以外にも居酒屋が提供するような一品料理や、かすうどんなどを多数揃えている。特筆すべきはメニューの中にある一風変わった料理だ。大阪名物の紅ショウガやカキをはじめとして、クッキー&クリームやモナカの串カツまである。

いわゆるカツ系や野菜系といった定番メニューだけで顧客が飽きることがないように、メニュー考案にも工夫が加えられているようだ。

もちろん味が重要であることはいうまでもないが、ちょっとした遊び心を取り入れて、今後はインスタ映えするメニューも増えてくるのではないだろうか。

好調な業績も店舗数増加のペースは緩やか