個人投資家が株へ投資する際には、値上がり益や配当以外にも株主優待という独自の楽しみがある。最近では経済雑誌で株主優待特集が頻繁に組まれることも多く、すでに日本マクドナルドホールディングス <2702> や、東京ディズニーランドを運営しているオリエンタルランド <4661> といった身近な企業には、株主優待があることを知っている人も多いだろう。
ただ、優待を実施している企業は1300社以上に及び、どうしても細かいところまでは目がいかない。特に人気の優待ながら、意外な使い方ができるケースがあることを知っている人は少ないものだ。そこで、人気の株主優待の中で意外な使い方ができるものを紹介したい。
オリックス <8591> 優待の意外な使い方
オリックスの優待は「ふるさと優待」といい、カタログギフトのようにいろいろなギフトを選ぶことができるため人気となっている。しかしギフトについて紹介されるケースがほとんどで、優待取得と同時にもらうことができる株主カードには、あまりフォーカスが当たらない。
このカードは、いろいろな施設を割引価格で使用することができる。例えば、京都水族館や墨田水族館のような一見するとオリックスと全く関係ないような場所も、カードを利用すると10%割引になるなどの特典を受けることができる。他にもオリックスレンタカー30%割引など、特典が満載だ。