人気YouTuberヒカル氏、ラファエル氏、禁断ボーイズのいっくん氏らのVALU騒動。VAが高騰した後で、所属する事務所NextStage顧問の井川氏やヒカル氏らが所有するVAを売り出したため、VAの価格は暴落。ユーザーは多大な損害を被ることが確定。示し合わせたかのようなVAの手放し方に、ネット上でも「インサイダー取引ではないか」と非難の声が飛び交った。

インサイダー取引疑惑浮上の経緯

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(画像=Webサイトより)

「VALU(バリュー)」とは個人の価値を数値化してやりとりする株式のようなサービスで、登録すると株式を発行できる他、仮想通貨ビットコインを使ってVA(株式のようなもの)を購入し、特定の会員の支援をおこなえる。

ヒカル氏および井川氏は、インサイダー取引でないと主張。井川氏は、VALUで「ヒカル氏、ラファエル氏、いっくん氏のVAを朝一で売却する」という旨を事前に告知しており、「VAを売りに出す」こと自体はあらかじめ通達されていたということになる。

インサイダー取引疑惑が浮上した理由は、ヒカル氏らが価格を吊り上げるのに優待を匂わせるつぶやきをしながら、VAの価値をストップ高まで持って行き、頃合いを見計らったかのように、井川氏に続きVAを一気に売り出す行為に走ったからだ。事前にシナリオが組まれていたと疑われても仕方がないことだろう。

VALU側もこれ以上の被害を出さないため、利用者保護の観点より特別措置として、ヒカル氏らとのこれ以降のVAの売買注文を全てキャンセル。後に彼ら自身でVALUの買い戻しを数日にわたっておこなうことを約束した。

またVALUの支払いによって生じた手数料収入に関しては、VALUの基本理念である「人の価値を発掘し、高める。」という志を同じくするものへと寄付する形でVALU騒動の事態収拾に取り掛かる意向を示した。VALUで多大な損失を被ったユーザーへの対応には、ヒカル氏が執行役員を務めるVAZ社および井川氏に、VALU側が損害賠償、損失補填を求めるとして今後の対応に関する書類を通知している。

インサイダー取引疑惑に関してのVAZ社側の回答

ヒカル氏らと井川氏との間に起こったとされているインサイダー取引疑惑に対して、事務所であるVAZ社は外部専門家及び法律専門家と連携し調査し、インサイダー取引をした事実はないと発表した(NextStageはヒカル氏らと共に、動画クリエイター事務所であるVAZが新たに立ち上げた新しいYouTuber事務所という位置づけ)。

インサイダー取引という観点で言えば、株式の定義が「株式会社が作られるときに誕生するもの」となっている限り、ヒカル氏らも述べている通り違法にはならないと予想されるが、今回の一件が故意におこなわれたものだと判断された場合、詐欺罪で問われる可能性は捨てきれない。

今回の騒動は、未熟なVALU自体のルールの合間を狙った詐欺まがいの行為という見方もできる。今後はこのようなことが二度と起こらないよう、法規制の対象とならない行為があった場合に事態を収拾できるルールが求められるだろう。(ZUU online編集部)

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