メキシコシティーで開かれていた米国、カナダ、メキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第2回会合が閉幕し、3カ国は協議に進展があったと表明したものの、メキシコのグアハルド経済相は、最大の焦点だった関税基準について「米国から具体的な要求がなかった」と述べ、関税をめぐる本格的な交渉は次回以降に先送りされた模様だ。

年内に交渉を終える方針を改めて確認。会合では、一部の提案について文言の調整を行った。第3回会合は9月23-27日にカナダのオタワで開催される。

米国が強く求める関税問題を除きかなり進展

米国経済,自由貿易交渉,関税
(写真=Willrow Hood/Shutterstock.com)