米Amazonの投資戦略が世界的に話題となっている。北米第二本社の建設や高級スーパー、ホールフーズの買収が、過剰投資ではないかと心配する向きもあるようだ。そのアマゾンは中国でも新しい動きを見せていた。数百名の“高級”人員の募集を開始したというのだ。ネットニュース今日頭条は「アマゾン捲土重来、アリババに挑戦?」という見出しで、その動向を伝えている。
高度な人材を募集
アマゾンは中国でソフトウエアのエンジニアとAlexa(アマゾンが開発したAIアシスタント)の設計士の募集を開始した。数百にのぼる職位である。アリババの地位を蚕食し、中国における地位の“修復”に乗り出したようだ。
今回アマゾンが求人サイトにアップしたのは約400の職位である。さらにLinkedln上には900の職位が控えている。その中には、管理人員やAmazon Lending(マーケットプレイス出店者向け融資サービス)の責任者、さらに天猫店の責任者も含まれる。さらにハードウエアのエンジニアが1人、これはAlexaに関して第三者との合弁事業を展開するためである。
募集職種を見ると、アリババの天猫にも出品を予定するなどいろいろな含みがありそうだ。