「民は食をもって天と為す」--。
このことわざの通り、飲食業は需要の尽きることのない、永遠に衰退しない産業のはずだった。ところが最近のデータは、それに反するものばかりである。中国の飲食業はどうなってしまうのか。ニューサイト「今日頭条」が最新の情勢を分析している。
平均寿命はわずか508日
2017年上半期のデータによると、飲食業の現状は危機的である。全国の飲食業収入は1兆8546億元、前年同期比11.2%のプラスだった。しかし利益の出ている飲食店はわずか20%ほどにすぎない。北京、上海、広州、深センの4つの一線級巨大都市では、毎月平均で10%の飲食店が閉店している。新たに開店した飲食店の平均寿命はわずか508日しかない。1年と4カ月にも満たないその短さに、誰もが驚かざるを得ない(1元=16.8元)。
以下は閉店に追い込まれる主要原因の分析である。いかにも古典的な経営手法であったことは明らかだ。