「民は食をもって天と為す」--。

このことわざの通り、飲食業は需要の尽きることのない、永遠に衰退しない産業のはずだった。ところが最近のデータは、それに反するものばかりである。中国の飲食業はどうなってしまうのか。ニューサイト「今日頭条」が最新の情勢を分析している。

平均寿命はわずか508日

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(写真=outcast85/Shutterstock.com )

2017年上半期のデータによると、飲食業の現状は危機的である。全国の飲食業収入は1兆8546億元、前年同期比11.2%のプラスだった。しかし利益の出ている飲食店はわずか20%ほどにすぎない。北京、上海、広州、深センの4つの一線級巨大都市では、毎月平均で10%の飲食店が閉店している。新たに開店した飲食店の平均寿命はわずか508日しかない。1年と4カ月にも満たないその短さに、誰もが驚かざるを得ない(1元=16.8元)。

以下は閉店に追い込まれる主要原因の分析である。いかにも古典的な経営手法であったことは明らかだ。

4つの原因

1 サービス意識の欠如と効率の低さ

“顧客是上帝”(お客様は神様です)これはサービスの基本である。しかし多くの飲食店で守られていない。人によるサービスレベルの差は激しい。メニューの評価が高く、職場環境も優れ、営業も好調、その他の問題も何もないとしよう。しかサービス意識の欠如と効率の低さは、それらを帳消しにしてしまう。

直接顧客と接触する飲食業では、決してサービスを粗略にしてはならない。顧客は直観的に店員を判断し、それが容易に店の好悪につながる。閉店という結果は、金銭的な息詰まりだけではなく、サービスに対する答えでもある。

2 運営管理の不備

飲食業の運営は頭で考えるほど簡単ではない。些細なことにまで執着し注意を怠らず、管理しようとする決意が必要である。これは店の看板を維持するする第一歩なのだ。映画スターの開いた飲食店には客が殺到し、一世を風靡する。しかし運営管理の不備ですぐに負債を貯め込む。今年、西安で起きたケースでは、食材の仕入代金、従業員の賃金とも未払いだった。