大手不動産会社7社が運営する新築マンションポータルサイト「MAJOR7(メジャーセブン)」はマンション購入意向者を対象に「住んでみたい街アンケート2017年度」を行い、その結果を公表した。関西部門では、上位に阪急神戸線沿いの街が並び、その人気の高さを示した。

首位は2年連続で「西宮北口」 アクセスの良さと利便性が売り

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(写真=PIXTA)

MAJOR7は住友不動産 <8830> 、大京 <8840> 、東急不動産、東京建物 <8804> 、野村不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンシャルの7社によって運営されている。今回の調査は7月14日~30日にかけて行われ、MAJOR7各社のインターネット会員で関西二府二県在住の1034名から回答を得た。

2017年度の関西圏住んでみたい街ランキングは次のようになっている。

順位(前年) 街名(駅名)/獲得ポイント
10位(13位)天王寺/90
9位(12位) 大阪/93
8位(8位) 千里中央/99
7位(5位) 宝塚/110
6位(7位) 御影/121
5位(6位) 芦屋川/129
4位(4位) 梅田/166
3位(3位) 岡本/196
2位(2位) 夙川/264
1位(1位) 西宮北口/297
※住んでみたい街(駅名)上位3位を1544個の選択肢から選ぶ方式のアンケート(第1位=3P 第2位=2P 第3位=1P)。

関西圏で最も住んでみたい街は「西宮北口」となり、2年連続の1位となった。選択した理由で最多となったのは「交通の便がよいから」で51.8%であった。大阪梅田へ最短13分、神戸三宮へ最短14分と抜群のアクセスを誇る。「通勤に便利だから」も41.1%の回答を集めた。「商業施設が充実しているから」も44.6%と多くの回答を集めた。駅前の「阪急西宮ガーデンズ」を中心に評価が高いようだ。

2位は「夙川」となった。選択した理由については、「閑静な街並みだから」が60.7%、「街並みがきれいだから」が51.8%となり、落ち着いた街並みについての評価が高いようだ。従来から高級住宅地として知られる夙川であるが、マンション購入意向者の評価も非常に高いようである。

3位は「岡本」となった。選択理由は「高級感があるから」(51.2%)、「おしゃれだから」(48.8%)、「街並みがきれいだから」(43.9%)、「閑静な街並みだから」(41.5%)と街並みやイメージに関する意見が並んだ。神戸の「山の手」としてのブランド力の高さが窺える。

これら上位3位は全て阪急神戸線沿いの兵庫県の街である。阪急神戸線のブランド力の高さが如実に出る結果となった。また、「梅田」を含めた上位4位までは前年と全く変わらない順位である。これらの街のブランド力の高さは簡単には揺らぎそうに無い。