世界長者番付の常連ビル・ゲイツ氏を筆頭にエルトン・ジョン氏、ジョージ・ルーカス氏、ウォーレン・バフェット氏、ジャッキー・チェン氏など、「巨額の富は子どもの人生を破滅させる」との見解は共通している。

「自分の子どもに(必要以上の)財産を残さない」と宣言している著名人は、実はそれほど珍しくないようだ。

人生を狂わせかねない原因を子どもにあたえるよりも慈善事業などに寄付をして、子どもも含めた多くの人々が幸せに暮らせるよう、社会に貢献するという考え方が巨額の資産家の間で浸透しているようだ。

ゲイツ氏「素晴らしい教育が子どもへの財産」

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

ゲイツ氏の資産は888億ドル(フォーブス誌2017年6月データ )。メリンダ夫人との間に3人の子どもがいるが、死後の財産は慈善事業に残すという。ゲイツ氏は英国のテレビ番組 に出演した際、「子どもがよい人生を自ら築きあげるための土台として、素晴らしい教育をほどこしている」と語り、高水準な教育が子どもにとっての財産であるとの考えを示した。

しかし「絶対にお金に困らないための安全策は講じてある」というから、「子どもは(ゲイツ氏の)決断に満足している」のも不思議ではないだろう。

英国を代表するシンガー、エルトン・ジョン氏の資産は600億ドル 。カナダ人の映画プロデューサー、デヴィッド・ファーニッシュ氏と同性の事実婚関係にある。代理母を通して生まれた2人の息子を育てているが、「金持ちの放蕩息子に育てるつもりはない」と断言している(ミラー紙より)。

「普通の生活を少しでも理解してお金を大事に扱い、仕事を尊敬する必要がある」と、子どもに残す遺産の総額を検討中だ。