夫婦の間での助け合いに関する行った調査の結果が発表された。妻が夫婦で助け合いたいと思うことの1位は「家計の収入」となった。共働きが増えている現代の夫婦関係が垣間見える結果となっている。

夫婦で助け合えていると感じているのは6割 男性の方がより満足している!?

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(写真=PIXTA)

調査を行ったのは日本生協連。未就学児から大学生までの子どもがいる全国の20歳から59歳の既婚男女に対してアンケート調査を行った。「夫婦でうまく助け合えていると思うか」という質問では、「非常にそう思う」が15.5%、「ややそう思う」が51.7%となり、合計で67.2%。6割以上の方が助け合えていると感じている。男女別でみると、男性が72.2%に対し、女性は62.4%。夫の方が助け合えていると感じているよう。世代別で見ていくと、20代が76.4%で、30代65.6%、40代63.6%、50代64.8%よりも10ポイントほど高い結果となった。

具体的にどんなことで助け合っているだろうか。「夫婦でうまく助け合えていると思うこと」という質問の回答では、最も多かったのが「ゴミ出し」で51.0%。「買い物」39.4%、「皿洗い」37.2%、「子どもとの遊び」34.6%、「家計の収入」33.6%と続いている。共働き夫婦が増えるにつれ、ゴミ出し、買い物、皿洗いといった家事を分担し助け合う夫婦が増えている。しかし、男女別にみてみると、「ゴミ出し」が男性58.2%・女性43.8%、「買い物」男性45.0%・女性33.8%、「皿洗い」男性47.8%・女性26.6%と、すべての項目で男性側が高くなっている。全体でも「うまく助け合えている」と思う男性が72.0%に対して女性は62.4%と、男女の間にギャップがある結果となった。男性はちゃんとやっている、妻を助けていると思っているが、妻側から見るとまだまだ満足できる結果ではないようだ。