Gindako


ホットランドの会社概要

ホットランドは、たこ焼きの「銀だこ」やタイ焼きの「銀のあん」などの軽食を全国や一部海外に、チェーン展開している会社です。今年の1月には、アメリカから上陸してきた高級アイスクリーム専門店の「コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン」の日本法人を買収して、連結子会社にしています。ホットランドの多店舗展開のノウハウを活かして、店舗を広げるという目的で買収されているようです。

業務形態は、直営、業務委託、フランチャイズなどさまざまな方法で、店舗を広げていっています。資本金は、約8億2,700万円で、設立は。平成3年6月です。たこ焼きや、タイ焼き、焼きそば、カレーなどの軽食を主に展開しているようですが、パンケーキ、やきとり、てんぷらなどのレストラン経営にも乗り出しているようです。海外進出も「日本の食文化を世界に紹介したい」というコンセプトで2004年香港に初出店した後は、中国、タイ、カンボジアなどアジアを中心に展開しています。


ホットランドの主要株主と業績

ホットランドの主要株主は、創業者の佐瀬守男さんと、創業者が経営している株式会社佐瀬興産が主に保有をしています。割合は35%ぐらいを占めています。ホットランドは、ショッピングセンター(SC)などのフードコートに出店している事が多いので、イオンモールも株主になっており6%を保有しています。「銀だこ」ではかかせない粉の日本製粉が3%ほど株主になっています。

業績は、平成25年1月~12月の売上高は205億8,800万円で、前年同期比延べ0.4%の増加となり。営業利益は、6,200万円と前年同期比60%の増加となったようです。これは、店舗数が増加し、売上高の増加及び減価償却費の減少による販売費及び一般管理費が減少したことが要因になっております。

この要因に加え、為替差益が出た為、経常利益は10億3,400万円の増加となり、前年同期比70%ほど増加になったようです。純利益は、1億3,400万円になっており、前年は、4億1,800万円の純損失から大きく黒字へ転換しています。今年に入っての第二四半期(平成26年1月~6月)の売上も132億4,700万円になるなど、順調に売り上げを拡大してきております。

ただ、経常利益では、為替が円高に振れたため、為替差損が8,300万発生して、7億6,200万円となっている為、純利益は、3億9,300万円となっています。店舗を拡大しているので、売上は伸びているのですが、海外進出もしている為、為替にも大きく影響される事業構造となっております。