橋詰:知っとこ
篠原:マネーワード
「つみたてNISA」3つのメリット
橋詰:「知っとこマネーワード」。このコーナーは、最近ニュースや新聞で目にする、気になる経済用語やキーワードをピックアップし、わかりやすく解説します。新コーナーが突然始まりましたけど。
篠原:始まりましたね。「知っとこマネーワード」。
橋詰:いいですね。金融にまつわるワードに絞り込んで、ピックアップして解説していただこうというコーナーですけれども。篠原さん、記念すべき第1回の「知っとこマネーワード」ですが、これを選ばせていただきました。
篠原:橋詰さんが、独断と偏見で。
橋詰:これが気になります。知りたい。「つみたてNISA」。
篠原:なるほどー、来ましたか、とうとう。
橋詰:これね、最近新聞でやたらと見かけるんですよ。でもね、よくわかりません。そもそものNISAもよくわからないのに、突然始まったこのつみたてNISA。ひらがなでつみたて。
篠原:ひらがなでつみたてですね。
橋詰:なんですよね。まあ、iDeCoもあるし、このNISAもあるし、つみたてNISAが始まって、イコカやピタパや、もう何がなにやらわからない。
篠原:(笑)そうですよね。
橋詰:篠原さんに訊きましょう。
篠原:AKBみたいなことですけど。
橋詰:AKB(笑)?
篠原:全然関係ないです(笑)。
橋詰:余計混乱しましたけど。
篠原:なんか僕も言いたいなって思いまして。せこいなって思って。
橋詰:きっと知っておいたほうがいいんだろうなって。やたらと本当に見るので。
篠原:初回のコーナーにしては、いいタイトルですね。テーマ的に「つみたてNISA」。よう出てますもんね、今新聞でもね。
橋詰:そうなんですよ、経済番組なんかでもね。よく見ますし。
篠原:まず現行のNISA、現状のNISAから簡単に解説しますと。現行のNISAというのは、年間120万円の部分が、株とか投資信託を購入して、その分の、先週言いましたよね、分配金とか運用収益金とか、それがすべて非課税になる制度なんですね。
橋詰:120万円非課税。
篠原:それが5年間非課税になりますので、やっぱりけっこう大きいですよ。分配金でも、年間10万円利益が出たら、今約20パーセントかかりますので、
橋詰:そんなにかかるんですか。
篠原:そうなんですよ。
橋詰:それが非課税となると。
篠原:2万円ですよね。50万円利益が出たら、10万円税金がかかるんですよ。
橋詰:はあ、そんなに。
篠原:大きいでしょ。
橋詰:ほんとですね。これが120万円5年間。
篠原:となると総額600万円ですよね。これが非課税になるという制度なんですね。
橋詰:それは今までのNISAの「売り」だったわけですか。
篠原:「売り」だったわけですよ。このつみたてNISAというのは、実際にそれをのべーっと長くしたような制度だと思っといてくれていいです。
橋詰:のべーっと(笑)。
篠原:ローラーで長くのべーっとしたような制度。
橋詰:(笑)よくわかんない。
篠原:あるでしょ。道路ののべーっと、アスファルトの。
橋詰:(笑)あります。ぎゅーっと延ばして。
篠原:ぎゅーっと延ばしたやつ。
橋詰:いい意味で。
篠原:いい意味です。
橋詰:そうですか。
篠原:で、今度は年間40万円。
橋詰:減りましたよ。
篠原:減りました。まで非課税で、それが20年間。
橋詰:伸びました。
篠原:伸びましたよね。
橋詰:のべーっと。20年間ということは、あれ?結果的に今までのよりもお得ですね。
篠原:合計800万円ですよね。
橋詰:200万円増えました。
篠原:増えましたよね。そして大きく違うのは、NISAというのは、株とか、先週言っていた投資信託とか、ああいうものを購入できるんですけど、リートとか、外国株とか購入できるんですけど。つみたてNISAというのは、投資信託のみ。
橋詰:お、それだけ?
篠原:はい。個別の株とか、外国の株とかは購入できないです。
橋詰:なんでそんなことになったんですか?
篠原:投資信託のみです。
橋詰:わかりやすいですけど。
篠原:わかりやすいです。
橋詰:はあ、投資信託の商品だけを扱っている?
篠原:そうですね。これが実際にのべーっとなったつみたてNISAのまずは概要ですよね。
橋詰:はい、はい。
篠原:結論から言うと、このつみたてNISAは、いいです。
橋詰:いいですか、お勧めですか?
篠原:お勧めです。
橋詰:今までのNISAよりもいいですか?
篠原:お勧めです。
橋詰:そのメリットというのは、ほかにもあるんですか?この年数が伸びたということ以外にも。
篠原:お勧めの理由が3つありまして、ひとつが、さっき言っていた非課税です。運用益とか、そのなかの分配金とか、これが20年間非課税って大きくないですか?
橋詰:そうですね。
篠原:ただですよ。税金が。これ40万円なので、月にするといくらですか?
橋詰:月にすると?
篠原:橋詰さん、今日ね、実は僕プレゼントがありまして、橋詰さん専用の電卓を買ってきたんですね。
橋詰:さらの電卓じゃないですか、ありがとうございます。
篠原:ぜひちょっとこれを。
橋詰:ほんとにいいんですか?
篠原:いいんです。本当にいいんです。
橋詰:うれしいな。
篠原:ちょっと買ってきまして。
橋詰:電卓でもね、篠原さんに言わせると使いやすいのと、そうでないのがあって。
篠原:そうでしょ。
橋詰:って、言いますよね。
篠原:これ、使いやすいんですよー。キヤノンの電卓。
橋詰:キヤノンの黒い。ありがとうございます。
篠原:ラジオをお聴きのみなさんも、電卓を持って聴いていただきたい番組にしたいので。
橋詰:なるほど、それは確かに思います。電卓はじきながら、実感しながら。
篠原:なんと僕のはね、千と万まであるんですけど、橋詰さんのは億まであります。
橋詰:億まで(笑)、ほんとだー。
篠原:確実にいるでしょ、億まで。
橋詰:すごいー(笑)。これで億万長者を目指せという。
篠原:億ついてないんですよ、僕の。
橋詰:ほんとだ。1桁多いです、私のほうは。これ1億と打ったら、ゼロがようけ出てきます。
篠原:好きでしょ?億。
橋詰:億っていいですね。
篠原:億っていいですね、やあらへん。
橋詰:なかなか普段ね。
篠原:億っていいですね、ってあれ。
橋詰:縁がないですけども。