1年を振り返り、来年はどう資産を増やそうか、多くの人は思案に余念がない時期だろう。株式チャ-トからは、まだよい音色が聞こえない。P2Pには一抹の不安が残る。そこで仕方なく銀行定期預金や余額宝(MMF)に甘んじるか、他の選択をするかになる。例えばBATの理財産品はどうだろう、ということで、ニュースサイト「今日頭条」がBAT(バイドゥ百度、アリババ、テンセント)の理財産品ラインアップを紹介している。果たしてそれらは、どのような内容なのだろうか。
中国の「理財産品」とは
中国でいう「理財産品」とは、商業銀行と正規金融機構が自ら設計かつ発行し、契約に基付いて資金を募集する。金融市場に投入され、または売買に供される金融産品と解説されている。投資収益はやはり契約に基付いて、投資家に分配される。
これまでは銀行の発行するものというイメージが強かった。しかも街の金融ショップのラインナップでは、2流銀行のものが多く、常に危ないイメージが付きまとっていた。しかし毎週、銀行理財商品の人気ランキングが紹介されるなど、市場が活性化している様子はうかがえる。BATと銀行のそれを比較してみよう。