株主優待の商品は自社の商品・サービスやクオカードが定番だが、それだけではない。プライベートで使いたいものからデート、ちょっとしたプレゼントに利用できるものまで様々ある。3月末確定で、投資額50万〜100万以内の銘柄から、男性読者に喜ばれそうな優待内容の銘柄を集めてみた(必要投資額、株価は2018年2月6日現在の株価終値)。
EIZO——臨場感あふれるワンランク上の映像を手元に
様々なビジネスシーンから映像に特化し高品質、高性能の機器やその他ソリューションを提供しているEIZO <6737> 。100株以上で獲得できる株主優待では、自社製品販売サイトにて20%割引で商品を購入することができる。優待は複数回利用可能なので、気になる製品がいくつかある場合にも役立つ。質の高い製品はビジネス用途だけではなくエンターテインメント鑑賞でも役に立つだろう。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】自社販売直販サイトにて20%割引販売(複数回利用可能)
【権利確定月】3月末、9月末
【必要投資金額】54万1,000円(100株)
ソニー——スマートにデジタル機器を手に入れたいなら
ウォークマンなどで一世風靡をしたソニー <6758> は現在もいまだ進化を続けている。進呈される株主優待は、100株以上保有で「株主特典AVクーポン」、「株主特典VAIOクーポン」が獲得できる。VAIOはソニーではなく別会社であるVAIO株式会社が手掛けているが、ソニーはクーポンを今でも用意している。ただし、割引での購入可能回数は5回。事前にチェックして、お目当ての製品に利用すると良いだろう。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】株主AVクーポン(商品15%割引)、株主VAIOクーポン(3%割引)
【権利確定月】3月末
【必要投資金額】55万6,800円(100株)
日本商業開発——多くの場所で使える食事券はビジネスの強い味方
JINUSHIビジネスやサブリース事業などを手掛ける日本商業開発 <3252>。300株以上で受けられる株主優待は、全国3万5,000店舗で利用できる全国共通お食事券のジェフグルメカードだ。手軽に行けるファミリーレストランから、おしゃれなレストランなど多くの場で使用できるとあってTPOに合わせて利用できそうだ。
優待発生持株数300株以上
【優待内容】全国共通お食事券ジェフグルメカード(3,000円相当)
【権利確定月】3月末、9月末
【必要投資金額】54万7,500円(300株)
大成建設——別荘地で優雅に過ごせる優待券
いわゆるスーパーゼネコンの中の1社として、数々の大規模建設に関わる大成建設 <1801> 。進呈される優待内容は、別荘地としても有名な軽井沢高原でのゴルフクラブ優待クーポン券または自社グループ会社工事請負代金・仲介手数料など割引クーポン券のいずれかを選ぶことができる。たまの休みにはゴルフをしてリラックスするのもよいだろう。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】軽井沢高原ゴルフクラブ優待クーポン券(A・B券各2,000円)、自社グループ会社工事請負代金・仲介手数料等割引クーポン券(1万円分)のいずれかを選択
【権利確定月】3月末
【必要投資金額】54万7,000円(100株)
第一興商——飲み会から宿泊にも利用可能な優待券
カラオケルームビックエコーや業務用通信カラオケDAMなどカラオケ事業をけん引する第一興商 <7458> 。進呈される株主優待は、100株以上保有で株主優待券が10枚進呈される。飲み会などで利用するといいかもしれない。ポイントは、カラオケだけではなく第一興商が運営している飲食店やホテルなどでも利用が可能。また優待券すべてと引き換えにカタログにあるCDと交換することもできる。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】株主優待券500円10枚(優待券すべてとCD交換可能)
【権利確定月】3月末、9月末
【必要投資金額】58万9,000円(100株)
西武ホールディングス——多くの場所で使える便利な優待内容
西武グループの持ち株会社として設立され、西武鉄道など54社もの事業会社を統括し運営を行っている西武ホールディングス <9024> 。300株以上で贈呈される株主優待は電車・バス全線で利用できる片道きっぷ2枚とグループホテル、レストランやゴルフ場、プールから選べる株主優待券、ゴルフ割引券、レストラン割引券、ウエディング割引券などお得が目白押しだ。
【優待発生持株数】300株以上
【優待内容】電車・バス全線片道キップ2枚、ゴルフ割引券2枚、ウエディング割引券(飲食料金5%割引)1枚、レストラン割引券(10%割引)10枚、株主優待券3枚(1枚1会計2,000円ごとに1,000円割引)
利用可能施設グループホテル、レストラン、ゴルフ場、プール、遊園地、水族館、温泉
【権利確定月】3月末、9月末
【必要投資金額】64万8,300円(300株)
京阪ホールディングス——USJについで人気のテーマパークへ
関西圏の公共交通機関、不動産、流通など生活に密着した事業を運営する京阪ホールディングス <9045> 。200株以上で進呈される株主優待は京阪電車全線通用乗車券、京阪グループのレジャー施設などで利用できる株主優待カード、枚方市にあるひらかたパークの株主招待券など多くの優待があるのが特徴だ。特にひらかたパークは大阪府ではユニバーサルスタジオジャパンに次いで人気のある場所。ぜひ大切な人を誘って出かけてはいかがだろうか。
【優待発生持株数】200株以上
【優待内容】京阪電車全線通用乗車券、京阪グループ諸施設株主優待カード1枚、「ひらかたパーク」株主招待券2名分(入園券2枚、招待用乗車券4枚)、同のりもの乗り放題優待券2枚(300円割引)、「くずはゴルフ場」練習ボール(100球)割引券1枚、同ショートコース利用割引券1枚、「京阪百貨店」買い物優待券20枚、「パナンテ」飲食優待券5枚、「ビオ・マルシェ」宅配会員優待券1枚
【権利確定月】3月末、9月末
【必要投資金額】67万1,000円(200株)
ぴあ——3種類のギフトカードから好みのものを選べる
映画やレジャーなどのチケット販売などエンターテインメントの業界で様々な業務を行うぴあ <4337> 。株主優待はギフト券だが、ポイントとなるのは自社ギフトカード、シネマギフトカード、図書カードより自由に選択が可能なことだ。自分の好みに合わせて種類を選べるので、欲しい本や見たい映画がある人にはよいだろう。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】ギフトカード2,500円相当(自社ギフトカード、シネマギフトカード、図書カードから選択可能)
【権利確定月】3月末
【必要投資金額】 69万3,000円(100株)
芙蓉総合リース——何気ないプレゼントや自分へのご褒美に
みずほフィナンシャルグループ系の大手総合リース会社である芙蓉総合リース <8424> は、「前例のない場所へ」をブランドスローガンとし多くのリース事業を展開している企業だ。進呈される株主優待は、100株以上でのカタログギフトまたは図書カード。2年以上継続保有で5,000円相当にランクアップされる。どちらかを選べるとあってそのときの気分で気になる本に利用したい場合には図書カード、自分もしくは大切な人へのプレゼントへ利用するならばカタログギフトと用途が広いのがポイントだ。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】3,000円相当のカタログギフトまたは図書カード(保有継続期間が2年以上で5,000円相当へランクアップ)
【権利確定月】3月末
【必要投資金額】77万6,000円(100株)
大田花き——大切なあの人へ思いを届ける花を
大田市場にて花きの流通、販売など日本最大手並びに世界3位の取り扱いを誇る大田花き<7555> 。1,000株以上で受けることができる株主優待は、花とみどりのギフト券だ。3,000円相当のギフト券が年2回も贈られる。全国の花店・園芸店などで利用できるこのギフト券は、身近な人への花のプレゼントにも最適だろう。
【優待発生持株数】1,000株以上
【優待内容】花とみどりのギフト券
【権利確定月】3月末、9月末
【必要投資金額】78万4000円(1000株)
セコム——キッチンをきれいにしてくれたら助かるという人は多いかも
防犯対策、セキュリティーなど警備に関わる事業で法人から個人までを網羅するサービスを提供しているセコム <9735>。100株以上で進呈される株主優待は、清掃サービス、厳選防災用品セット、ネットバンキングにて利用できる不正送金防止サービスの3つの中から選択することができる。不正防止サービスは大切な資産を守ることが可能だが、中でもキッチン清掃サービスは男性にはうれしい優待かもしれない。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】レンジフード、キッチン清掃サービス、防災用品セット、ネットバンキング不正送金防止サービス のうちどれか1つ
【権利確定月】3月末
【必要投資金額】83万7,200円
ソフトバンクグループ——情報通信業ならではの優待内容で通信料がお得に
日本の携帯電話やインターネット、ロボットビジネスなどを傘下に置く持株会社ソフトバンクグループ <9984> 。情報通信業の中では大手とされている。100株以上でソフトバンク携帯電話、タブレット、ワイモバイルスマホの利用料金の割引、インターネットの利用料割引などを受ける事ができる。
【優待発生持株数】100株以上
【優待内容】ソフトバンク携帯電話、タブレット、ワイモバイルスマホ株主優待、インターネット株主優待
【権利確定月】3月末、9月末
【必要投資金額】88万円(100株)
SRSホールディングス——海外で和食を食べたくなったら
「和食さと」や「かつや」など国内外で400店舗以上を展開する企業の持ち株会社であるSRSホールディングス <8163> 。1,000株以上保有で進呈される株主優待は、1万2,000円相当の食事券だ。年2回で2万4,000円相当となりかなり利用価値が高い。台湾に子会社、「インドネシアやタイに合弁会社を持つなど海外展開にも積極的。出張などで日本食が恋しくなった時にももちろん利用することができる。現地にいる同僚に日本食を紹介するときにも役に立つだろう。
【優待発生持株数】1,000株以上
【優待内容】1万2,000円相当の食事券(年2回)
【権利確定月】3月末 9月末
【必要投資金額】95万円(1,000株)
(ZUU online編集部)