1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期の決算発表も先月中旬に終わりました。したがって2月に決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しが随分と進んだと思われます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は決算発表シーズン終盤の先月13日と14日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算発表後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも目標株価の引き上げが多くみられたのがパーソルホールディングス <2181> と出光興産 <5019> 、東京海上ホールディングス <8766> で、決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。

また、リクルートホールディングス <6098> でも3社が目標株価を引き上げたほか、沢井製薬 <4555> と住友不動産 <8830> 、SOMPOホールディングス <8630> 、第一生命ホールディングス <8750> 、セイノーホールディングス <9076> でも2社が決算発表後に目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
「日経平均3万円への道」アップデート 従来の見通しを維持するも、達成時期の後ずれシナリオを追加
重要イベント目白押し 激しい値動きが落ち着くか
トランプの輸入制限発言で世界の貿易が落ち込む 【対談】
今後の日経平均の見通し
日経平均3万円への道-マクロ金融環境の再検証