3月決算企業の第3四半期決算も2月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によると上場企業の経常利益は世界的な景気拡大の恩恵を受ける企業がけん引し前年同期比2割近い増益となった模様です。そしてこのように好調な決算となるなかで通期の営業利益の見通しを上方修正する企業も少なからずみられました。
(画像=PIXTA)
こうしたなかこれまで投資のヒントでは従来10％台や20％台の増益予想だった銘柄で上方修正を行った銘柄を取り上げましたが、今回は30％台の増益予想だった銘柄で上方修正に踏み切ったものをピックアップしてみました。
例えば36％余りの増益予想だったファナック <6954> は上方修正で増益率が10ポイント余り上昇しています。また、IHI <7013> では経常利益と当期利益が下方修正されたものの、営業利益は上方修正され50％近い増益予想となっています。
(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま･としゆき)
マネックス証券 シニア･マｰケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・黒田日銀2期目のスタートと「不景気の株高」
・米中の貿易戦争の懸念で不安定な相場続く
・株価は日米とも下値を固める動き 米雇用統計を受けての為替・金利の動きに注意
・今期の業績はそんなに不安か
・【決算メモ】しまむら（8227）
