2018年5月11日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は、2つの買収案件が話題となった。1つは、武田薬品工業の大型買収で、約3兆円の資金調達のため、短期融資のブリッジローン契約を結んだ。こちらは、借り入れとなるため、為替への短期的な影響はない。

続いてもう1つが、リクルートホールディングスによる米グラスドアの買収。こちらは買収額が12億ドルと、それほど大きな規模ではないが、現預金での買収は米ドル/円の上昇要因となる。

また、連日のアップル株の急騰がNYダウを押し上げているものの、米ドル/円は110円で上値を抑えられている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は110円でダブルトップを形成し、上値が重たい。108円台には買いオーダーがあるものの、下値余地が拡大しているため注意が必要。基本的に戻り売り戦略で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。