4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終わりましたが、上場企業の2018年3月期の経常利益は日本経済新聞の集計によると前期比で17%に近い大幅な増益となったようです。そしてこのように2018年3月期が好決算となるなか最高益を更新した銘柄も数多くみられました。

そこで今回は前期に最高益を更新した銘柄のなかから営業利益が10年以上前に記録した最高益を上回ったものをピックアップしてみました。例えば日通 <9062> では26年ぶりに最高益を更新したほか、ソニー <6758)では20年ぶりに、そしてNTT <9432> やヤマハ <7951> では14年ぶりに最高益を更新しています。

10年以上前の最高益を更新した主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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