4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終了し、それから2カ月程度が経過しましたが、その間に決算発表を受けて目標株価を引き上げる動きも少なからずみられました。そしてこうした目標株価の引き上げや新たな目標株価の設定により目標株価コンセンサスが決算発表後に大きく上昇した銘柄もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかから目標株価コンセンサスが決算発表前に比べて10%以上上昇したものをピックアップしてみました。例えば太陽誘電 <6976> では決算発表後に目標株価コンセンサスが40%近く上昇したほか、エーザイ <4523> でも目標株価コンセンサスが38%余り上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・追加関税発動(タリフ・オン)も出尽くし感から買い戻し 売られ過ぎの小売り株 押し目買いの好機
・2万3000円の大台を前に水準固めの動き 理論通りの円安を支えに米国株次第で強含みも
・貿易戦争は想定内の動き、サマーラリーに期待(広木)
・今後の株価の動きは?
・米国:イールド・ギャップ(長短金利差)縮小が加速。それでも米銀セクターを選好