3月決算企業の第1四半期決算発表が今週から本格化しています。スタートしたばかりでTOPIX500採用の3月決算銘柄に限ると昨日までに決算を発表した企業は12社とまだわずかですが、決算発表に株価が大きく反応するケースもみられます。そこで今回は早速、昨日までの決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

決算発表に反応して株価が大きく上げたのがオービック <4684> とアドバンテスト <6857> で、第1四半期ということもあって通期の業績予想は据え置きとなりましたが、第1四半期の営業利益が大幅な増益となったことで買われました。一方で日立化成 <4217> や富士通ゼネラル <6755> では第1四半期の営業利益が大幅な減益となったことで株価が大きく下げたほか、三菱自動車工業 <7211> は大幅な増益となったものの、好材料出尽くしの利益確定売りに押され大きく下げています。

決算集計(7月23日-25日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の第1四半期決算発表が今週から本格化しています。こうしたなか明日はコマツ <6301> や日立 <6501> 、JR東日本 <9020> 、JR東海 <9022> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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